【PDF無料型紙】冷却材ポケット付き布マスクの作り方を写真で紹介

保冷剤マスクの写真

※ リライト前の記事のため、構成が違うことに関してはご容赦ください。

今回は「冷却剤を入れることができるマスク」のSS~4Lのパターンを提供します。
PDFデータをダウンロードして、A4用紙に印刷して使ってください。
これからの暑い時期に備えてください。

このパターンのポイント

保冷剤マスクの写真
「冷却剤を入れることができる」ため、呼吸する際に熱がこもりにくいことが特徴です。
構造は黒子風マスクから転じたもののため、対面時の飛沫防護にも特化しています。

一般的な保冷剤入りマスクのつくり方だと、肌と保冷剤の間が布一枚だけなので、ものによっては凍傷の危険があります。
そのため、顔を冷やす目的より、吸い込む空気を冷やす目的を重視しました。

冷え方が弱い場合は、以下の様に冷気を調節してください。

  • 内部フィルターを外すことで、保冷剤と肌の距離を近づき涼しくなる
  • ポケットの最外面にフィルムを差し込むことで、冷たい空気が外に流れにくくなる

パターンデータ

使用上の注意点

パターンデータなどを無償で提供するにあたり、以下の点を守ってください。

商用利用は禁止です。
パターン・縫製工程表・製作物 などの販売は禁止です。
また、有料の手芸教室などで使用することも禁止です。
パターンデータを再配布することは禁止です。
リンクを貼る場合はPDFのリンクを貼らず、このページのリンクを貼ってください。

これらの事をご理解いただける方のみ、ダウンロードをしてください。

パターンデータをダウンロード

「冷却材を入れることができるマスク」のパターンデータをダウンロード

ご家庭のプリンターを使用することを前提としたパターンのため、「わ どり」のパターンを展開していません。
そのため、同型のパーツを2枚貼り合わせてパターンを作ってください。

他のデザインを希望する方は、以下のページもご確認ください。

【PDF無料型紙】防護力No.1黒子風マスクの作り方を写真で紹介
黒子風マスクの【無料PDF型紙・SS~4L】【縫い方の説明】のページです。 布マスクにマウスシールドと同等の防護力を増した防護特化型のデザインです。
【PDF無料型紙】華やかなダーツマスクの作り方を写真で紹介
ダーツマスクの【無料PDF型紙・SS~4L】【縫い方の説明】のページです。 表裏の生地を変えることで形状保形性をあげやすいデザインです。
【PDF無料型紙】華やかなカーブマスクの作り方を写真で紹介
カーブマスクの【無料PDF型紙・SS~4L】【縫い方の説明】のページです。 表裏の生地を変えることで形状保形性をあげやすいデザインです。

準備する

パターンを確認する

ダウンロードしたPDFパターンデータを確認してください。

これから必要なものは、以下の2点です。

  • 縫製工程表
  • 自分に合ったサイズのパターン

自分にとって必要なページを確認しておき、不要なページを印刷しない様にしましょう。

パターンを印刷する

保冷剤マスクのパターン

ダウンロードしたPDFパターンデータから、必要なページをA4用紙に印刷してください。
この時、縮尺を変えたり、紙のフチを落としたりするとパターンがうまく使用できなくなる恐れがあるため、やめてください。

自分に合ったサイズがまだ分からない人は、自分の顔に合いそうなサイズとその前後を含む3サイズを印刷して、紙を組み立てて顔に当ててみてください。
同時に、マスクのゴムの長さも決めると、後の作業が楽になります。

女性には M~Lサイズ が合うことが多く、
男性には Lサイズ前後  が合うことが多いです。
マスクのゴムは、縫い代を含まず片耳で 20cm前後 になることが多いです。

顔の形状や大きさ、耳にかかる負荷などの好みによっても変わるため、
まずはマスクパーツを紙のまま組み立ててみて、顔に当てて確認し、自分に合うサイズ感が分かってから必要なページすべてを印刷しましょう。
※ 組み立てたパターンを顔に当てる時は、紙の切り口で肌を傷つけないように注意してください。
ダーツマスクの紙パターン組み上げ後

例)平均的な体格の女性がマスクのサイズを決める場合

  1. Mサイズ辺りと予想して、S・M・Lのマスクパーツのみ印刷するために、印刷ページの指定に「5,8,11」と入力し、3ページを印刷する。
  2. パターンを切り抜く。
    このとき半身のパーツがあるときは、もう一枚紙を貼ってから半分にして切り抜く。
    また、でき上がりサイズを決めるだけのため、縫い代はいらない。
  3. テープなどで、パターンを組み立てる。
  4. 付け心地を確認する。
    「ゆったりしているのが好みだが、パターンを大きくしてしまうと喉元に当たることと、重くなることから、Mサイズにしてゴムを少し長めにとる」など、好みも含めて確認をしてください。
  5. Mサイズで作ることを決めたので、縫製工程表とMサイズパターンを印刷するために、印刷ページの指定に「1,8-10」と入力し、4ページを印刷する。

資材を用意する

パターンが決まったら資材の必要尺を出して、用意しましょう。

オモテ地
口元に触れる生地のため、肌触りが良く、生地組成が密なものが良いです。
今回のパーツの中で、地の目に対して最長のものは「内部フィルター」です。
生地幅が90cm~150cmであれば、このパーツが裁断できる長さがあれば、他のパーツも裁断できます。
そのため、内部フィルターを基準に算出してください。
別地
一番外側に使用する生地のため、ハリがあり軽くて丈夫な方が良いですが、見栄えを重視してもよく、極論として縫えれば何でも良いです。
ステッチの色を考えると、ベースとなる色はオモテ地と合わせた方が良いです。
シンプルで良ければ、オモテ地と同じ生地を使用することをオススメします。
今回は「前垂れポケット」にしか使わない予定なので、このパーツが裁断できる長さを用意してください。
平ゴム
4~6コールの平ゴムが良く、コール数が大きくなればなるほど引っ張る力が強くなるため、長くして緩める必要があります。
丸ゴムでも代用可能ですが、平ゴムの方がミシンで縫いやすいです。
Mサイズで片耳20cm前後必要なため、マスク1枚あたり50cm程度必要だと思っておいてください。

裁断する

パターンに書いてある「生地の種類 × 枚数」に沿って裁断をしましょう。
(内部フィルターなどのパーツを任意で外す場合は、間違って裁断してロスにしない様にしてください。)
保冷剤マスクのパーツ

本来は、マスクの内側と外側は同じ生地で裁断しますが、
ここでは説明の分かりやすさを重視して「マスク・内側」の生地を変えています。

作る

ここからは、縫製工程表に沿って説明していきます。

アイロン・下準備をする

内部フィルター
長辺を半分にして折ります。
保冷マスクのアイロン下準備1
マスク・内側
マスクの外周の縫い代を折ります。
ただし、ダーツ部分の縫い代は折りません。
また、鼻側の縫い代は、軽くあとをつける程度で良いです。
保冷マスクのアイロン下準備2-1
マスク・外側
マスクの外周の縫い代を折ります。
ダーツ部分と鼻側の縫い代は折りません。
保冷マスクのアイロン下準備2-2
前垂れポケット
鼻側の縫い代の中心に印が残る様に、軽く折っておきます。
印を書いたり、ノッチをつけたりしても良いのですが、アイロンあとを付けるだけの方が良いです。
保冷マスクのアイロン下準備3
左右の1cmの縫い代を折ります。
保冷マスクのアイロン下準備4
ポケット口の縫い代を1.1cmで 2回折り込みます。
保冷マスクのアイロン下準備5
長辺の中心辺りの指示線を折ります。
ただし、ポケット口を先に縫うため、折り目を付けたら開いておきます。
保冷マスクのアイロン下準備6

縫う・各パーツを作る

マスク・内側 + 内部フィルター
ウラ面(ダーツが出る方)の、鼻側に付けた折り目より0.1cm内側に内部フィルターの わ 側を配置して、折り目より0.5cm内側にステッチをかけて縫い付けます。
折り目にぴったりと合わせても良いのですが、一緒に縫うと、あとで折りづらくなるため控えて配置しています。
保冷マスクのパーツ縫い1
鼻側を縫い終えたら、あご側へ自然に配置し、内部フィルターのあご側の端より0.5cm内側にステッチをかけて縫い付けます。
この時、縫い始めと縫い終わりの返し縫いは、マスクの縫い代部分で
行うと、糸端が隠れて良いです。
保冷マスクのパーツ縫い2
※ これら仮止め作業は、内部フィルターのずれを抑えて縫いやすくするだけのものなので、縫製が得意であれば省くことも可能です。
ダーツを4か所とも縫います。
保冷マスクのパーツ縫い3
マスク・外側
マスクの耳側の縫い代にだけ、ゴムを仮止めします。
外側パーツにゴムを縫い付けることで、若干ですが密着率やほつれにくさが上がります。
ただし、大きく変わるものではないので、間違って内側パーツに縫い付けてしまっても、そのまま進めて問題ないです。
保冷マスクのパーツ縫い4
ダーツを4か所とも縫います。
保冷マスクのパーツ縫い5
前垂れポケット
ポケット口を、1cmのステッチで縫います。
保冷マスクのパーツ縫い6
下準備で開いた折れ線を折り直し、ポケットの両端をダブルステッチで縫います。
この時、ウラ面になる方を0.1cm控えておくと、見栄えが良くなります。
縫製順は、端から1.0cm のステッチで縫い止めた後に、0.2cm のステッチで縫いふさぐと簡単です。
このダブルステッチは、つなげて縫っても問題ないです。
保冷マスクのパーツ縫い7
※ 縫い代の端にステッチがかからない部分がありますが、強度にはほとんど関係のない部分のため気にしないでください。
保冷マスクのパーツ縫い8
ポケット口のダブルステッチの間に、ミシンで縫い返して閂止めをします。
保冷マスクのパーツ縫い9
冷却剤の位置を調節するために、ポケットの底をステッチで縫いつぶします。
冷却剤の形状や配置にもよるため、自分のマスクと冷却剤に合わせて縫ってください。
(パターンに記載されているステッチ線は、ダーツ止まりの高さに合わせています。)
保冷マスクのパーツ縫い10
※ マスクができあがってからでも縫うことができるので、ここでは無視しておいても良いです。
冷却材のサイズや個数によっては、縦にステッチを入れて調整することもあります。

アイロン・ダーツを処理

マスク・内外両方とも
鼻のダーツを、表面から見た時に左側 に倒します。
(マスク内側の縫い代は左顔面側に、マスク外側の縫い代は右顔面側に倒します。)
ほほのダーツを、上側に倒します。
保冷マスクのダーツのアイロン処理1
あごのダーツを、半分に割ります。
保冷マスクのダーツのアイロン処理2
マスクの耳~あごの縫い代を、再度折ります。
ダーツの部分が厚く折りにくい場合は、少し布を切り捨てても良いですが、縫い目から0.3cm以内は絶対に傷つけないでください。
保冷マスクのダーツのアイロン処理3

縫う・すべてを縫い合わせる

マスクの内側パーツと外側パーツで前垂れポケットを挟み、鼻側の直線を縫い合わせます。
前垂れポケットは他のパーツよりも短いため、中心の印とダーツを合わせてください。
保冷マスクの縫い合わせ1

※ 縫いあがった時に、ポケット口が外側を向いてしまわない様に注意してください。
保冷マスクの縫い合わせ2_NG

アイロン・縫い目を折る

縫い合わせた部分を、外側パーツの折り端に対して0.1cm 控えるように折ります。
同時に、前垂れポケットも一緒に折ります。
保冷マスクの控えアイロン1

縫う・仕上げる

外側パーツの折り端に対して0.1cm 控えるように内側パーツを配置して、マスクの全周をダブルステッチで縫いふさぎます。
このとき、前垂れも一緒にステッチをかけて抑えます。
縫製順は、端から0.7cm のステッチで縫い止めた後に、0.2cm のステッチで縫いふさぐと簡単です。

糸端の処理をしたら完成です。

保冷マスクの仕上げ縫い1

保冷マスクの仕上げ縫い2

保冷マスクの仕上げ縫い3

使用前に一度洗うことをオススメします。

まとめ

マスクのつくり方は理解いただけましたか?
感染症予防も熱中症対策もどちらも重要なため、使い心地の良いマスクを作り、着用してください。

追記:サイゼリヤの食事用マスク「しゃべれるくん」とは、構造も用途も違います。

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