【PDF無料型紙】水が飲めるくちばしマスクAの作り方を写真で紹介

パロットマスクAの製品と鳥の写真

マスクを着けていても喉は乾きます。
そこで今回は「着用しながら水が飲める布マスク type-A」の SS~4Lサイズ のパターンと縫製工程表を提供します。
PDFデータをダウンロードして、A4用紙に印刷して使ってください。

このマスクは、オウムのくちばしの様に開閉することができるため、着脱をしなくても水が飲めます。
こまめな水分補給が必要なこれからの時期に役立ててください。

このパターンのポイント

パロットマスクAの完成写真8-53
「マスクを着用しながら水が飲める」ため、外出先での着脱回数を減らすことができるのが特徴です。
今までの完全防備型のマスクではなく、乾燥しやすい時期に、水分不足による体調不良を起こさないための生活密着型に変化したマスクです。
また、マスクの開閉時にマスクの内側を触らずに済むことも、重要な特徴の一つです。

このtype-Aは、縫製がやや難しい代わりに、ほほに接ぎ目が入らないことが特徴です。
口角パーツが付いているため、口の脇からの空気の出入りが少なく、密閉感は通常のマスクに近いです。
※ Aの「くちばし + 口角」と、Bの「口角複合の くちばし」は、好みに応じて組み替えることが可能です。

パターンの難易度は「難しい ← A ・ B ・ C  → やさしい」の順で並んでいるので、縫製が苦手な人はtype-Cから作ってみると良いです。

【PDF無料型紙】水が飲めるくちばしマスクBの作り方を写真で紹介
着用しながら水が飲めるマスクの【無料PDF型紙・SS~4L】【縫い方の説明】のページです。 鳥のくちばしに似せているため、子どもも進んで着用してくれます。
【PDF無料型紙】水が飲めるくちばしマスクCの作り方を写真で紹介
着用しながら水が飲めるマスクの【無料PDF型紙・SS~4L】【縫い方の説明】のページです。 鳥のくちばしに似せているため、子どもも進んで着用してくれます。

パターンデータ

使用上の注意点

パターンデータなどを無償で提供するにあたり、以下の点を守ってください。

SNSでの公開は OK
「それでもアパレル の無料パターンを使用した」と明記していただけると、ありがたいです。
製作物を販売は、条件により OK
必ず「それでもアパレル の無料パターンを使用した」と明記してください。
製作者のオリジナルである様な書き方は禁止です。
パターンや仕様書などの転売は 禁止
無償で提供しているデータの転売は禁止です。
また、パターンや仕様書に修正や変更を加えて販売することも、転売と同様に禁止です。
パターンや仕様書などの再配布は 禁止
直接PDFのリンクを貼ることも再配布と同様に禁止なため、
リンクを貼りたい場合は、現在読んでいるページのリンクか、トップページのリンクを貼ってください。
有料の手芸教室などで使用することは、条件により OK
パターンを使用すること自体は OK ですが、
必ず「それでもアパレル のホームページでパターンを無償で提供している」ことを伝えたうえで、個人個人でパターンをダウンロードして仕様してください。
教室内などであっても、パターンや仕様書を再配布することは NG です。

また、弊社が提供するパターンや縫製仕様書等の情報により何らかの不利益を生じたとしても、一切の責任を負いかねます。
これらの事をご理解いただける方のみ、ダウンロードをしてください。

パターンデータをダウンロード

「着用しながら水が飲めるパロットマスク・type-A」のパターンデータをダウンロード

ご家庭のプリンターを使用することを前提としたパターンのため、「わ どり」のパターンを展開していないものがあります。
そのため、同型のパーツを2枚貼り合わせてパターンを作ってください。

他のデザインを希望する方は、以下のページもご確認ください。

【PDF無料型紙】防護力No.1黒子風マスクの作り方を写真で紹介
黒子風マスクの【無料PDF型紙・SS~4L】【縫い方の説明】のページです。 布マスクにマウスシールドと同等の防護力を増した防護特化型のデザインです。
【PDF無料型紙】華やかなダーツマスクの作り方を写真で紹介
ダーツマスクの【無料PDF型紙・SS~4L】【縫い方の説明】のページです。 表裏の生地を変えることで形状保形性をあげやすいデザインです。
【PDF無料型紙】華やかなカーブマスクの作り方を写真で紹介
カーブマスクの【無料PDF型紙・SS~4L】【縫い方の説明】のページです。 表裏の生地を変えることで形状保形性をあげやすいデザインです。

準備する

パターンを確認する

ダウンロードしたPDFパターンデータを確認してください。

これから必要なものは、以下の2点です。

  • 縫製工程表
  • 自分に合ったサイズのパターン

自分にとって必要なページを確認しておき、不要なページを印刷しない様にしましょう。

パターンを印刷する

パロットマスクAのパターンの写真

ダウンロードしたPDFパターンデータから、必要なページをA4用紙に印刷してください。
この時、縮尺を変えたり、紙のフチを落としたりするとパターンがうまく使用できなくなる恐れがあるため、やめてください。

自分に合ったサイズがまだ分からない人は、自分の顔に合いそうなサイズとその前後を含む3サイズを印刷して、紙を組み立てて顔に当ててみてください。
同時に、マスクのゴムの長さも決めると、後の作業が楽になります。

女性には M~Lサイズ が合うことが多く、
男性には Lサイズ前後  が合うことが多いです。
マスクのゴムは、縫い代を含まず片耳で 20cm前後 になることが多いですが、開閉する機工が加わるため、通常よりもほんの少しきつめにすることをオススメします。

顔の形状や大きさ、耳にかかる負荷などの好みによっても変わるため、
まずはマスクパーツを紙のまま組み立ててみて、顔に当てて確認し、自分に合うサイズ感が分かってから必要なページすべてを印刷しましょう。
※ 組み立てたパターンを顔に当てる時は、紙の切り口で肌を傷つけないように注意してください。

例)平均的な体格の女性がマスクのサイズを決める場合

  1. Mサイズ辺りと予想して、S・M・Lのマスクパーツのみ印刷するために、印刷ページの指定に「3-8」と入力し、6ページを印刷する。
    (サイズ確認にのみ、元型であるダーツマスクを使用しても良い。)
  2. パターンを切り抜く。
    このとき半身のパーツがあるときは、もう一枚紙を貼ってから半分にして切り抜く。
    また、でき上がりサイズを決めるだけのため、縫い代はいらない。
  3. テープなどで、パターンを組み立てる。
  4. 付け心地を確認する。
    「ゆったりしているのが好みだが、パターンを大きくしてしまうと喉元に当たることと、重くなることから、Mサイズにしてゴムを少し長めにとる」など、好みも含めて確認をしてください。
  5. Mサイズで作ることを決めたので、縫製工程表とMサイズパターンを印刷するために、印刷ページの指定に「1,5-6」と入力し、3ページを印刷する。

資材を用意する

パターンが決まったら資材の必要尺を出して、用意しましょう。

オモテ地
口元に触れる生地のため、肌触りが良く、生地組成が密なものが良いです。
また、開閉する機工により縫い重なる部分も多いため、厚手の生地は避けた方が良いです。
平ゴム
4~6コールの平ゴムが良く、コール数が大きくなればなるほど引っ張る力が強くなるため、長くして緩める必要があります。
丸ゴムでも代用可能ですが、平ゴムの方がミシンで縫いやすく、マスクを開ける際にも安定しやすいです。
Mサイズで片耳20cm前後必要なため、マスク1枚あたり50cm程度必要だと思っておいてください。

裁断する

パターンに書いてある「生地の種類 × 枚数」に沿って裁断をしましょう。
(嘴飾りなどのパーツを任意で外す場合は、間違って裁断してロスにしない様にしてください。)
パロットマスクAの裁断パーツの写真

本来は、すべて同じ生地で裁断しますが、
ここでは説明の分かりやすさと、鳥らしいイメージを重視して、パーツごとの生地を変えています。
カラーリングのイメージは「白頭ワシ」です。

作る

ここからは、縫製工程表に沿って説明していきます。

アイロン・下準備をする

マスク本体・内側

できあがった際に外周になる耳・鼻・耳の3 辺の縫い代を
1.1cm で折り、折り癖をつけます。

鼻にあたる部分のカーブはきついため、縫い代の半分辺りまで切り込みを入れると、折り返しやすいです。

マスク本体・外側

上記と同様の手順で、できあがった外周になる耳・鼻・耳の3 辺の縫い代を
1.0cm で折り、折り癖をつけます。
パロットマスクAの下準備の写真1-1

縫う・各パーツを作る

マスク本体・内側

マスク本体のあご部分を1cmで縫い合わせます。
パロットマスクAのパーツ作成の写真2-2

マスク本体・外側

耳側の縫い代にだけ、ゴムを仮止めします。
外側パーツにゴムを縫い付けることで、若干ですが密着率やほつれにくさが上がります。
ただし、大きく変わるものではないので、間違って内側パーツに縫い付けてしまっても、そのまま進めて問題ないです。
パロットマスクAのパーツ作成の写真2-1-1

マスク本体のあご部分を1cmで縫い合わせます。
パロットマスクAのパーツ作成の写真2-1-2

口角(左・右)

生地のオモテ面を内側にして半分に折り、カーブを0.5cm で縫い合わせます。
パロットマスクAのパーツ作成の写真2-3

くちばし(内・外)

生地のオモテ面を内側にして半分に折り、くちばし先端のカーブダーツを0.5cm で縫います。
パロットマスクAのパーツ作成の写真2-4

嘴飾り

生地のオモテ面を内側にして半分に折り、2 辺の直線を0.5cm でL字に縫います。
パロットマスクAのパーツ作成の写真2-5

アイロン・パーツを整形

マスク本体(内・外)

縫い目を割ります。
パロットマスクAのパーツ整形の写真3-1

口角(左・右)

縫い目を割り、オモテに返して整形します。
写真の左側が、縫い目を割った状態で、
写真の右側が、オモテに返した状態です。
パロットマスクAのパーツ整形の写真3-2

着用時に折り谷になる部分を折ります。
写真の左側が、折り谷になる部分を折った状態です。
パロットマスクAのパーツ整形の写真3-3

くちばし(内・外)

カーブダーツを、表面から見た時に左側に倒します。
下の写真の様に、外側パーツは右顔面側に、内側パーツは左顔面側に倒れます。
パロットマスクAのパーツ整形の写真3-4

嘴飾り

端辺の縫い目を割り、わ側の縫い目を折ります。
パロットマスクAのパーツ整形の写真3-5-1

オモテに返して整形します。
パロットマスクAのパーツ整形の写真3-5-2

山折りをして、タテ方向に折り癖をつけます。
ここでタテに折っておくことで、使用時にひっくり返りにくくなります。
パロットマスクAのパーツ整形の写真3-5-3

縫う・パーツにステッチをかける

マスク本体

縫い目の両端に、0.7cm のステッチを縫います。
パロットマスクAのパーツステッチの写真4-1

口角(左・右)

カーブを0.2cm のステッチで縫います。
写真の左側が、ステッチをかけた後のパーツです。
パロットマスクAのパーツステッチの写真4-2-1

谷の折り目を固定するために、0.2cm のステッチで縫います。
ただし、あがり線から1.5cm 程度(縫い代を含む角から2.5 ~ 3cm 程度)の折り目にはステッチをかけません。

すべてステッチで縫い固めてしまうと、本体と縫い合わせる際に角が合わず、縫いづらくなります。
もし、縫いづらくなってしまった場合は、あとで部分的にほどいてください。
パロットマスクAのパーツステッチの写真4-2-2
※ 折り谷の角が口元に当たるのが気になる場合は、この工程を割愛することで緩和されることがあります。

嘴飾り

L 字に縫い返した部分を、0.2cmのステッチで縫います。
パロットマスクAのパーツステッチの写真4-3

くちばしパーツを作る

くちばし内外・口角左右・嘴飾り

くちばしの内・外に、口角と嘴飾りを挟んで一緒に縫います。
イメージが付きにくい人もいると思うので、下の写真の左側の「マスク本体・外側パーツ」の様に、仮止めしてから縫い合わせると間違いにくいです。
パロットマスクAのくちばしパーツの縫い合わせの写真5-1

仮止めが終わったら、くちばしの内・外で、口角と嘴飾りを挟んで0.5cmで一緒に縫います。
パロットマスクAのくちばしパーツの縫い合わせの写真5-2

縫い目を割ります。
パロットマスクAのくちばしパーツの整形の写真6-1

オモテに返して整形します。
下の写真は、くちばしの外面側から撮ったものです。
パロットマスクAのくちばしパーツの整形の写真6-2

くちばしの周りに0.2cm のステッチをかけます。
嘴飾りに差し掛かる際に返し縫いをして補強しておくと、負荷がかかっても糸が切れにくくなります。

パロットマスクAのくちばしパーツのステッチの写真7-1

すべてのパーツを縫い合わせて整形する

マスク本体 と くちばし を縫い合わせる

マスク本体の外側と内側にくちばしを挟み、口の周りにあたる部分を縫います。
下の写真は、本体の表裏で挟む前のイメージを伝えるためのもので、縫い目を合わせていない状態です。
パロットマスクAの縫い合わせの写真8-11

まずは、鼻側を縫い合わせます。
角で方向転換をして縫うために、マスク本体の表裏2枚のみを角まで切り込みを入れます。

下の写真では、ミシンの針が下りたまま切り込みを入れていますが、縫いなれない人はくちばしを挟んで鼻側を縫った後に一度縫い止めて、切り込みを入れた後に、口角を挟んで縫い始めてください。
(ここでは見えていませんが、下側に縫われているマスク本体にも、切り込みを入れています。)
パロットマスクAの縫い合わせの写真8-12
初めから切り込みを入れておかない理由は、
取り扱っているうちに切り込みが裂けて深くなりやすいことと、
それにより強度が下がったり縫いづらくなったりすることを避けるためです。

口の周りを縫い終えると、下の写真の様になります。
パロットマスクAの整形の写真8-21

マスクを整形する

マスク本体の内側と、くちばしの縫い目を割ります。
くちばしのない部分は、マスク本体同士の縫い目を割ります。
パロットマスクAの整形の写真8-22 パロットマスクAの整形の写真8-23

オモテに返して整形します。
パロットマスクAの整形の写真8-24

マスクにステッチをかける

あごの割りステッチの間を除き、マスク本体の口の周りに辺る部分を、0.2cm と0.7cm のダブルステッチで縫います。
パロットマスクAの補強ステッチの写真8-31 あごの下にステッチを通さない理由は、
打具で止め付けるスナップボタンを使用する際に、指定位置に金具を配置しづらくなることを防ぐためと、
上記と同タイプのスナップボタンを止め付ける際に、糸を切ってしまうことを防ぐためです。
そのため、手で縫い付けるタイプの附属に関しては、そのまま縫ってしまっても問題はないです。

口角の折れ方向を固定するために、
口角をマスクの内側(口側)にキッチリと折り返した状態で、既にある0.2cm のステッチと同じ位置でくちばしに縫い付けます。

この時、無理に角まで縫おうとせずに、安全に縫えるところまでで縫い止めてください。

口角の折れ方向を固定すると、下の写真の様にくちばしが自然に閉じます。
パロットマスクAの固定ステッチの写真8-32

縫う・マスクに附属をとりつける

くちばしの先とマスク本体のあご部分に、閉じるための附属を取り付けます。
今回は写真の左のスナップボタンを使用しますが、前カン、面ファスナー(マジックテープ)などを使用しても良いです。
パロットマスクの附属の写真
前カンを使用する際は type-Bの説明ページ を、
面ファスナーを使用する際は type-Cの説明ページ をそれぞれ参考にしてください。
個人的なオススメは、スナップボタンです。

くちばしの内側に凹、マスク本体の外側に凸のスナップボタンを、それぞれつけます。
パロットマスクAの附属取り付けの写真8-42
マスク本体の内側にスナップボタンの受けパーツが出ると肌当たりが悪いので、マスク本体の内外の間に受けパーツを配置して、下の写真の様になる様に止めてください。
(下の写真には写っていませんが、マスク本体の外側には凸スナップ、マスク本体の内外の間には受けパーツが既に止め付けられている状態です。)
パロットマスクAの附属取り付けの写真8-43
脇の開きが気になる場合は、口角パーツが終わるすぐ下に、左右各1 対のスナップを補強しても良いですが、このサイズには必要ないと判断して割愛します。

縫う・マスクを仕上げる

外側パーツの折り端に対して0.1cm 控えるように内側パーツを配置して、マスクの外周を0.2cm と0.7cm のダブルステッチで縫いふさぎます。
縫製順は、端から0.7cm のステッチで縫い止めた後に、0.2cm のステッチで縫いふさぐと簡単です。

糸端の処理をしたら完成です。
パロットマスクAの完成写真8-51
パロットマスクAの完成写真8-52
下の写真の様に嘴飾りをつまむことで、マスクの内面に触れずに開閉することが出来ます。
パロットマスクAの完成写真8-53

使用前に一度洗うことをオススメします。

まとめ

マスクのつくり方は理解いただけましたか?
口回りの角を縫い返す部分が、やや難解だったかとも思います。

マスク生活が長引くことを考えて、マスクでのストレスを少しでも減らして乗り切ってください。

タイトルとURLをコピーしました