一流職人になるためには修行は不要?見習い制度がなくならない理由

アパレル業界で稼ぐ・働く

短期で技術を身につける調理スクール “飲食人大学” の卒業生と生徒らが運営する “鮨 千春” が連続してミシュランガイドに掲載されたことを知っていますか?
たった3ヶ月の修行で身につけた技術でも、プロの技術に匹敵することは証明されています。
そこで今回は、不要な見習い制度がなくならない理由を紹介します。

鮨 千春 とは?

鮨 千春 とは、短期で技術を身につける調理スクール “飲食人大学” の卒業生と生徒らが運営する江戸前鮨のお店です。
3か月の修行だけで、開店後11か月という異例のスピードでミシュランガイドに載ったことで話題になりました。
また、一度きりではなく連続して載り続けていることから、まぐれなどではなく実力があるということが分かると思います。

本に載ったり星をとることがプロのすべてではないですが、長年の修行を積まないと商品に触ることすらできない業界の悪しき慣習に、一石を投じました。

大阪福島の江戸前寿司「鮨 千陽(ちはる)」
大阪福島の江戸前寿司「鮨 千陽」では、「旬」の素材を使い、昔ながらの「仕事」を施して作る江戸前寿司の伝統を重んじながら、現代の人々の味覚や趣向にあった江戸前寿司をご提供します。お食事やご会食に、季節に応じた新鮮な寿司コース料理をご堪能ください。

このような旧体制からの脱却こそ、昭和的な思想が多いアパレルに必要です。

職人に見習い期間は不要?

見習い期間に得をするのは師匠

職人と聞いてみなさんが思い浮かべることは、”がんこ” “見習い” “口伝”といったところでしょうか?
その中でも一昔前から不要だと言われ続けているのが、本当に見て習うだけの見習い期間です。

「見習いはムダじゃないか?」「誰得だよ?」という声が多いですが、師匠が得をします。

アパレルの師弟制度は、テーラーやスタイリストなどに多いです。

  • 師弟関係は雇用関係とは違うため給料を支払いません
  • 弟子(個人事業主)に対して仕事の対価は支払います
  • 見習い(仕事のないとき)は賃金は発生しません

結果、自分の意志で勉強するためにそこにいるのであれば賃金は発生しないという訳です。
ブラック企業だなんだと騒がれていますが、どの職人の師弟制度を見ても同じような例は多いです。

これらのことをまとめると、「無報酬で弟子をいっぱい抱えて、やる気と才能がある奴だけを雇い入れれば儲かる!」という黒い心が透けて見えてきます。

これの怖いところは、”悪い” という自覚がなく普通のことだと思い込んでいることです。
「時間を割いてやってるんだから、手伝うのは当然じゃないか!」「むしろ教えてもらってるんだからレッスン料をもらいたいくらいだ!」という意見も多いです。
ただし情報の乏しい昭和ならいざしらず、インターネットの発達した情報社会ではそんな意見は通用しません。

もしレッスン料が欲しいのであれば、お金を払ってでも欲しくなる情報作りレッスンスクールを運営してください。

教えられないから見て習わせる?

師匠が明確に理解できていないという理由から、見習い期間を設けていることがあります。

実際に仕事をしている人でも、細かな説明ができない人は多いと思います。
教えるには3倍の理解が必要” とよくいわれますが、ただ使うだけであれば訳ないことでも、教えるためには完璧に理解する必要があります。

要は、34点分以上の知識があれば仕事はできますが、100点満点の知識がなければちゃんと教えることができないということです。

中途半端な知識で教えたばかりに、弟子が嘘つき呼ばわりされてしまうケースもあります。
そのため師匠から明確な説明を避けて、弟子に自主的に学び取らせるのです。

見習い制度をとれば間違ったことを教えていても、弟子が間違ってメモしたことにすれば言い逃れができます。

まとめ

“すべての業態に見習い制度が完全に不要” とまではいいませんが、仕事は実践でしか学べないことばかりです。
悪しき慣習にとらわれずに、広い視野で自分の道を探ってください。

情報が溢れる現代では、無駄な師弟制度をとらなくても職人になることができます。
頭ごなしに押し付ける人がいる場合は、身の振り方を見直す良いチャンスと思ってください。

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