オーダーメイド事業別の【受注内容】

オーダーメイド事業ごとに、どの様な注文を受けるのかを知らなければ、現実的な事業展開を想定することも難しいです。

この記事では、「オーダーメイド事業ごとに、どの様な注文を受けているのか?」について説明します。

フルオーダーの受注内容

フルオーダーは、すべての注文を受ける必要があります。

すべてを挙げていてはキリがないので、いくつかの特殊な事例を交えて説明します。

体型に合わせる(FO)

フルオーダーは、お客様の全身を細かく計測し、好みの着心地に合わせます。

フルオーダーは、
首回り・胸囲・腹囲・総丈・肩幅(JIS規格でいう背肩幅)・袖丈などの基本的な部位の計測はもちろんのこと、
上腕回り・前腕回り・胸幅・背幅などの計測や、
肩の斜度・姿勢・骨の張り具合などの身体的特徴も確認します。

これらの計測結果をもとに、お客様の好みに合わせて服の分量感を決めていきます。
そのため、服飾知識や採寸技術だけでなく、会話術を磨く必要もあります。

フルオーダーならではの体型指定で多い注文は、身頃の前後バランスの指定や、袖山または袖幅の寸法指定などです。

身頃の前後バランスの指定
筋肉が発達した人や、姿勢が悪い人は、一般的な体型バランスとは違います。
そのままのバランスで服を仕立ててしまうと、部分的に動きが制限されたり、脇線が斜行したりします。
動きのない状態でも服がねじれているのは好ましくないため、身頃の前後寸法を指定する場合があります。
ただし、前後寸法の指定は綺麗なラインを保つのが難しいため、前後バランスを調節するだけに止めることが多いです。
袖山または袖幅の寸法指定
立ち姿勢を綺麗に見せたいか、運動量を多く確保したいかによって、袖の形状が変わってきます。
企業ごとの顧客層によって、どんな型紙を基本にしているのかが違います。
例えば、お客様に高齢者が多い場合は、動きやすさを重視した型を基本にしています。
ここから、シルエット重視の型に調整する際に、袖山や袖幅の寸法指定をします。
ただし、あまり過度に指定すると着心地が悪くなってしまうため、注意が必要です。

細かな指定を行う際に、実現不可能な数値を指定してしまったり、バランスが崩れて不格好になってしまったりすることがあります。
これは、服の構造を理解していないことで起こる問題です。
お客様の体型に合わせて細かく指示をするためには、服の構造に対する理解を深めてください。

デザインを決める(FO)

フルオーダーは、お客様の要望に合わせて提案をします。

フルオーダーは、決まったデザインを用意せず、お客様の要望に合わせてその場でデザインすることもあります。
ただし、お客様の頭の中に明確なイメージがない場合も多いため、過去の受注デザインを見せたり、見本となるデザインサンプルを見せたりすることがほとんどです。
そのため、セミオーダーと同様に、あらかじめ用意したデザインサンプルを見せ、お客様の要望に合ったデザインを選択してもらうことが多いです。
要望に合致するデザインが見つからない場合は、要望に一番近いデザインの形状を調整します。
お客様の意図を読み取りつつ提案する必要があるため、提案力も必要になります。

フルオーダーのデザインも、流行によって大きく左右されます。
過去に多く受注したデザインは、衿の形状調整や、複数の生地を組み合わせるクレイジーカッティング、和服の反物の特長を活かしたデザインなどです。

衿の形状調整
形状の調整に関する指定は、シャツの剣先や、ジャケットのカラーとラペルなどの、顔に近い部分のデザインに多いです。
セミオーダーでは対応しづらい、シャツの剣先の開き寸法指定や、ジャケットのゴージラインの角度指定などにも細かく対応します。
顔に近い部分は印象に残りやすいため、キャラクターイメージを一定に保つために指定することが多いです。
クレイジーカッティング
一時期多く出た注文に、複数の生地を互い違いに配したクレイジーカッティング(狂った裁断という意味)と呼ばれるデザインがあります。
パーツを切り離して、互い違いに接ぎ合わせることで、様々な表情を作ることができるデザインです。
着心地を大きく変えずにカジュアルな服を仕立てたいという要望から、このデザインの指定が多かった様です。
和服の反物の特長を活かしたデザイン
少数ではありますが定期的にあった注文が、和服の反物に合わせたカッティングのデザインです。
和服の反物は、洋服の反物と比べて幅が狭く、洋服の型紙がはみ出してしまいます。
そのため、デザインとして切り替えることで、狭い幅の反物でも洋服を仕立てることができます。
また、和服の反物の耳は、洋服の反物の耳と比べて範囲が狭く、硬すぎないため、縫い代の端に利用します。
「一昔前に着ていた浴衣をリメイクしたい」などの要望も多く、状況と特性に合わせたデザインが求められていました。

この様にフルオーダーは、多岐にわたるデザインへの対応が求められます。

※ フルオーダーの中でも少ない事例ですが、他社の型紙を持ち込んで仕立ててほしいと言われたり、他社の商品をコピーしてほしいと言われたりすることがあります。
他社の型紙の使用に関しては、権利を侵害していないことをお客様が保証できる場合に限り受注します。
他社の商品のコピーに関しては、権利を侵害してしまうため受注しません。
権利関係に関して不確かな注文は、受けないでください。

フルオーダーと謳っていても、法令に反する注文は受けられません。
不確かな注文を無理に受けることは、お客様にも迷惑をかける恐れがあるため、絶対に止めてください。

資材を決める(FO)

フルオーダーは、どんな素材にも対応します。

フルオーダーは、現物資材や資材台帳から選んでもらう以外に、取り寄せや持ち込みにも対応します。

持ち込み資材に対応する場合は、資材の傷や汚れ、日焼けなどをお客様と一緒に確認してください。
事前に確認をしておくことで、問題の発生を回避することができます。

表生地・裏生地・芯地・ボタン・縫い糸の他にも、レースやリボン、テープ、Dカンなどの様々な小物にも対応する必要があります。
資材特性や相性によって注意点が違うため、事前に想定しておいてください。
また、多くの資材を使用する注文を受ける際は、お客様に注意点を説明してから受けてください。

フルオーダーメイドならではの特徴的な持ち込み資材は、想い出のこもったものが多いです。

一昔前に着ていた浴衣や、頂き物の和服用の反物を使用して、シャツを仕立てて欲しいという注文がありました。
仕立て直しをする場合は、生地が古くなっていて耐久性が低下していることがあるので、受注の前に説明します。

学生時代の制服のボタンを、内ポケット用のボタンとして使用して欲しいという注文もありました。
古くなったメタルボタンは、生地に黒ずみを移してしまうことがあるので、受注の前に説明します。

フルオーダーは様々な資材の注文を受けるため、資材同士の相性や問題への対処方法、注文に対応してくれる工場などを準備しておく必要があります。

縫製仕様を決める(FO)

フルオーダーは、手縫いにも対応します。

フルオーダーは、基本的な縫製方法にはすべて対応しています。
総裏地・半裏地・裏地無しや、袋縫い・伏せ縫い・パイピング・ロックなど、様々な仕様が選べます。

生地や芯地によって適している仕様が違うため、お客様の要望に適したお勧めをします。
適していない組み合わせで服を作ると、綺麗に仕上がりにくいだけでなく、着心地を損なったり、堅牢度が低くなったりします。
長く愛用してもらえる様に、お客様の要望に対して最適な資材や仕様の提案をしてください。

フルオーダーでも、手縫いに対応している企業は少ないです。
それは、手縫いに対応している工場自体が少ないからです。

手縫いに対応している工場に多いのが、ハンドステッチ風ミシンや、部分的な手まつりです。
そこから、ボタン付け、伏せ縫い、穴かがりの順に、対応できる工場が減っていきます。

地縫いからすべて手縫いで仕立てられる工場は、ごく少数です。
もし完全な手縫いを受注するのであれば、工場か個人かに関わらず、高い技術力を持った人との連絡手段を確保しておきましょう。

今までにあった特殊な仕様は、ヒートカット処理や超音波カット、熱圧着による無縫製などがありました。
これらは特殊かつ少数で、デザイン性を重視した製品に多い注文でした。
この仕様に対応できる工場が少ないことと、堅牢度に欠ける製品が多く個人的にお勧めしない商品のため、ここでは名称の紹介だけに止めます。

新しい縫製方法は、常に増えています。
もし特殊な注文に対応するのであれば、機器情報・資材知識・対応工場に関する情報を、常日頃から集めてください。

フルオーダーは、手縫いや特殊な仕様にも対応します。
ただし、デメリットの多い仕様に関しては、お断りすることも必要です。

セミオーダーの受注内容

セミオーダーは、多くの注文に対応する必要があります。

デザイン量が多く、様々な体型補正や仕様変更にも対応します。
受注する内容は多いですが、事前に対処することができるため難しくはないです。

体型に合わせる(SO)

セミオーダーは、お客様の全身を計測し、好みの着心地に合わせます。

セミオーダーは、
首回り・胸囲・腹囲・総丈・肩幅(JIS規格でいう背肩幅)・袖丈などの基本的な部位の計測に加え、
胸幅・背幅などの計測や、
肩の傾斜具合・姿勢・骨の張り具合などの身体的特徴も確認します。

これらの計測結果をもとに、お客様の好みに合わせて服の分量感を調節します。
そのため、採寸技術や会話術が必要になります。

セミオーダーは調節できる箇所が多く、胸幅や背幅を広げたり、袖デザインを変えずに細くしたりできます。

胸幅や背幅の調節
筋肉が発達した人や、姿勢が悪い人は、一般的な体型バランスとは違います。
そのままのバランスで服を仕立ててしまうと、部分的に動きが制限されてしまいます。
動きづらい服は好ましくないため、胸幅や背幅を広げる指定をして調節する場合があります。
ただし、バランスを大きく変えてしまう様な過度な調節はしません。
袖幅の調節
立ち姿勢を綺麗に見せたいか、運動量を多く確保したいかによって、袖の形状が変わってきます。
企業ごとの顧客層によって、どんな体型を基本にしているのかが違います。
例えば、お客様の年齢層が幅広い場合は、見た目と動きやすさのバランスがとれた一般的な型を基本にしています。
ここから、シルエット重視の型に調整する際に、袖山の調節をします。
ただし、着心地を損なう恐れがある様な過度な調節はしません。

バランスを崩す可能性が高い指定は受けず、補正の段階を既定している企業が多いです。
対応できる内容を理解し、お客様に過不足のない提案をしてください。

デザインを決める(SO)

セミオーダーは、お客様の要望に合わせて調節ができます。

セミオーダーは、あらかじめ用意したデザインの中から、お客様が要望に合わせて選択します。
要望に合致するデザインがない場合は、寸法を調節して対応します。
デザインや仕様を豊富に用意し、お客様の要望に対して適切な提案を返せるようにしておく必要があります。

セミオーダーは指定できるデザインが多く、バランスが崩れにくい一定の範囲内でなら調節ができます。
よくある調節は、身体の大きさに合わせて各パーツの大きくしたり、すっきりした見た目にするためにタック幅を細くしたりします。

身体の大きさに合わせたパーツサイズの調節
身体の大きなお客様がシャツを注文する時は、衿デザインを大きめにすることで、顔とのサイズバランスがとりやすいです。
それに合わせて、前立てや背ひだの幅も広くします。
デザイン全体が大きくなることで、調和がとれます。
タック分量の調節
袖をすっきりと見せたいが、運動量を損ねたくないというお客様がシャツを注文する時は、袖山を変化させずに、袖タックの幅を細く調節します。
0.5cmにも満たない数値の変化ですが、細いタテの線が強調されて、すっきりとした印象を与えやすくなります。

この様にセミオーダーは、お客様の要望に合わせて調節ができます。
お客様からの注文を理解し、最適な提案することで、フルオーダーほどすべてのことに対応しなくても満足してもらえます。

資材を決める(SO)

セミオーダーは、様々な資材を用意して対応します。

セミオーダーは、用意している現物資材や資材台帳から選んでもらいます。
基本的に、持ち込みに対応しないことが多いです。

指定可能な資材は、表生地・裏生地・芯地・ボタン・縫い糸などです。
装飾に使用する特殊な資材は、取り扱わないことが多いです。
特殊な資材を使用しないことで、特性や相性を把握しやすく、問題が起こりにくいです。

※ 様々なデザインに対応するために資材を多く用意する必要がありますが、安価な一斉放出品を現物で購入することは避けた方が良いです。
資材代を浮かせられる様に思えますが、日光や蛍光灯に長くさらされていたり、倉庫で塩漬けにされていたりする可能性が高く、日焼けやシミ、カビなどが発生している可能性があり、取り扱いに困る場合もあります。
トレーサビリティ(追跡可能性)のとれた資材のみを台帳で管理するほうが、お客様に真摯であり、事業として安全です。

セミオーダーは、資材を豊富に用意して対応します。
ただし、問題が起きにくい様に管理されたものだけを使用することを推奨します。

縫製仕様を決める(SO)

セミオーダーは、ハンドステッチまでは対応します。

セミオーダーは、基本的な縫製方法には大体対応しています。
総裏地・半裏地・裏地無しや、伏せ縫い・パイピング・ロックなど、様々な仕様が選べます。

生地や芯地によって適している仕様が違うため、お客様の要望に適したお勧めをします。
適していない資材で服を作ると、綺麗に仕上がりにくいだけでなく、着心地を損なったり、堅牢度が低くなったりします。
用意した資材の中から、お客様の要望に対して最適な資材や仕様の提案をしてください。

手縫いに対応している企業は少なく、ハンドステッチにのみ対応していることが多いです。

セミオーダーは、最新の仕様や特殊な仕様に無理に対応せず、基本的な縫製仕様に対応することで、安定した高い満足感を与えることができます。
生地と仕様の特性や相性を理解し、最適な提案をしてください。

パターンオーダーの受注内容

パターンオーダーは、スマートに注文を受けることができます。

デザインや仕様を、必要最小限にまで絞ることができ、シンプルに受注できます。
そのため、過不足のないスマートな接客ができるのが特徴です。

体型に合わせる(PO)

パターンオーダーは、決められた型の中からお客様に最適な型を提案します。

パターンオーダーでは、お客様の体型をほとんど測りません。
測るとしても、首回りと裄丈の寸法を確認する程度です。
基本的には、お客様にサイズゲージを着用してもらい、決めてもらいます。

肩の傾斜具合・姿勢・骨の張り具合などの身体的特徴を確認する場合もありますが、体型補正用の型を用意していない場合は、対応できないため確認しません。
対応できないことを確認するのは無駄なため、お客様を不快にさせてしまう可能性があります。
明らかに対応できない体型補正に関しては、細かく確認しないでください。

受注できることだけに対応するため、適切な説明が求められます。
自社の受注内容に関しての理解は必要ですが、その他の知識や技術を詰め込む必要ないです。

パターンオーダーでは、決められた型以外の選択はできません。
そのため、太め・細めの型を用意していることもありますが、それ以上に太く・細く調節することはできません。
受注できる内容を理解し、過不足のない提案をしてください。

デザインを決める(PO)

パターンオーダーは、お客様が要望に合わせて選択します。

パターンオーダーは、あらかじめ用意したデザインの中から、お客様が要望に合わせて選択します。
基本的に、寸法調節を行いません。
そのため、お客様に最適なデザインを選択してもらえる様に、需要に適したデザインを用意します。

細かな調節は行いませんが、お客様の需要に応えやすいデザインを用意しておくことで、限られたデザイン数でも満足感を高めることができます。

資材を決める(PO)

パターンオーダーは、資材を厳選して用意します。

パターンオーダーは、厳選した現物資材や資材台帳から選んでもらいます。
もし特殊な色や柄の生地を扱う場合は、メインの台帳とは別に用意しておくと管理がしやすいです。

指定可能な資材は、表生地・裏生地・芯地・ボタン・縫い糸などです。
芯地は、硬さの指定だけができ、芯地の素材や糊の種類を選択させないことが多いです。

特殊な資材を扱わず、素材や色、柄を厳選することで、縫製を含めた管理がしやすいです。
また、特性や相性を把握しやすく、問題が起こりにくいです。

パターンオーダーは、必要最小限の資材しか用意せず、持ち込みにも対応しないことで、リスクの管理がしやすいです。
また、お客様の需要が集中しやすい素材や色、柄を多めに用意しておくことで、限られた資材でも満足感を高めることができます。

縫製仕様を決める(PO)

パターンオーダーは、基本的な縫製方法には大体対応しています。

パターンオーダーは、縫製仕様が増えると必要な型紙も増えるため、必要最小限の仕様に限定することも多いです。
総裏地・半裏地・裏地無しや、伏せ縫い・パイピング・ロックなどの中から、仕様を限定して型を用意します。

生地や芯地によって適している仕様が違うため、表生地に合わせて、対応可能な芯地や縫製仕様を限定していることが多いです。
表生地に対して最適な仕様にのみ対応し、問題が起きる可能性を事前に排除することで、安全な受注ができます。

手縫いやハンドステッチには、対応していないことが多いです。

パターンオーダーは、対応できる仕様を無理に増やす必要はなく、基本的な仕様のみを着実に受けてください。
最適な仕様のみを受けることで、安定した満足感を与えることができます。

バイオーダーの受注内容

バイオーダーメイドは、シンプルに注文を受けることができます。

受注内容を最小限にまで絞っているため、想定外の仕様に対応する必要がないです。

体型に合わせる(BO)

バイオーダーは、限定した型からお客様に合うものを選んでもらいます。

バイオーダーは、お客様の体型を計測しません。
また、身体的特徴の確認もしません。
用意したサンプルを着用してもらい、お客様に合うものを選んでもらいます。

取扱商品に関する理解は必要ですが、その他の知識や技術はあまり必要ないです。

バイオーダーでは、決められているサイズ以外は選択できず、調節も行いません。
そのため、既製品に近い受注方法です。

デザインを決める(BO)

バイオーダーは、あらかじめ決めたデザインだけを受注します。

バイオーダーは、あらかじめデザインを決めてしまうため、気に入るかどうかで判断してもらいます。
企画者が提供したいデザインを用意してください。

資材を決める(BO)

バイオーダーも、一部の資材を選べます。

バイオーダーは、デザインや資材を限定するため、サイズ以外を選ばせないこともあります。
資材を選ばせる場合は、素材や色、柄などをかなり限定していることが多いです。

指定可能な資材に多いのは、表生地・裏生地・ボタンなどです。
見栄えに関わる部分の資材は指定できることが多いですが、着心地に関わる部分の資材は決められていることが多いです。

バイオーダーは、扱う資材を最小限に絞ることでリスクを抑え、安定的に素早く商品を提供しやすいです。

縫製仕様を決める(BO)

バイオーダーは、縫製仕様を選択させないことが多いです。

バイオーダーでは、縫製仕様を、企画者が最適と思う1種類だけに限定するこが多いです。
縫製仕様もデザインの一環として、商品の特性に最適なものを用意してください。

刺しゅうをする

刺しゅうをする(FO)

フルオーダーでは、お子様の絵を刺しゅうすることもあります。

オーダーメイドで一般的に扱う刺しゅうは、機械での刺しゅうです。
手縫いの刺しゅうを扱っている工場はごく少数のため、受注するのであれば各刺しゅうの専門家と提携することをお勧めします。

オーダーメイド服を作るお客様は、「名入れ刺しゅう」をすることが多いです。
受注に使う刺しゅう台帳は、工場側の混乱を防ぐために、工場側で用意した台帳を使用することが多いです。

ただし、工場側の刺しゅう機に依存することにより、別工場に移す際に刺しゅうデザインを変える必要が発生するため、刺しゅう図案をオリジナルで保持しておくこともお勧めします。
アルファベット活字体3種・アルファベット筆記体1種・漢字1種が用意されていれば、名入れには問題ないです。

名入れ以外にも、大きな図柄の刺しゅうをするお客様が意外と多いです。
また、ごく稀ですが、お客様自身の星座ではなく、生地のイメージに合った星座を刺しゅうしたいという注文もありました。
(赤い生地ならさそり座の刺しゅう、青い生地ならうお座の刺しゅうなど。)
様々な要望があるので、選択肢は多い方が良いです。

刺しゅうを入れる場所は、左上腕が多いです。
流行に応じて、衿や脇腹、カフスの裏側、裾など様々な場所が指定されます。
工場に適切な指示をし、対応してください。

図柄に関しては印刷した見本でも問題はないのですが、刺しゅう糸やステッチ糸の実際の質感に関しては印刷では分かりにくいため、サンプル台帳を用意することを推奨します。

※ フルオーダーメイドでは、お子様が書いた絵や、企業ロゴを刺しゅうしたりすることがあります。
ただし、企業ロゴなどの刺しゅうを受注できるのは、権利の侵害をしていないことをお客様が保証できる場合に限ります。
他社のロゴなどを使用してしまうと権利を侵害してしまうため、受注しないでください。
権利関係に関して不確かな注文は、受けないでください。

刺しゅうをする(SO / PO / BO)

オーダーメイド全般で、名入れ刺しゅうをすることが多いです。

オーダーメイドで一般的に扱う刺しゅうは、機械での刺しゅうです。

オーダーメイド服を作るお客様は、名入れ刺しゅうを行うことが多いです。
受注に使う刺しゅう台帳は、工場側の混乱を防ぐために、工場側で用意した台帳を使用することが多いです。

ただし、工場側の刺しゅう機に依存することにより、別工場に移す際に刺しゅうデザインを変える必要が発生することを、頭に入れておいてください。

名入れ以外にも、大きな図柄の刺しゅうをするお客様が意外と多いです。
工場で持っている刺しゅう図案を、いくつか用意しておきましょう。

刺しゅうを入れる場所は、左上腕が多いです。
流行に応じて様々な場所を指定する場合は、工場に適切な指示を出せる様に準備しておいてください。

図柄に関しては印刷した見本でも問題はないのですが、刺しゅう糸やステッチ糸の実際の質感に関しては印刷では分かりにくいため、サンプル台帳を用意することを推奨します。

まとめ

フルオーダーメイド事業
サイズ・体型補正・デザイン・資材・縫製仕様などの要望に対して、何にでも応えます。
お客様の身体を計測し、身体的特徴を確認したうえで体型補正を行います。
どの様なデザインにも対応するため、様々な資材や縫製仕様にも対応します。
他のオーダーメイド事業では対応しづらい手縫いなどにも、すべて対応します。
お客様の最高の満足のために、すべての要望に応える事業形態です。
セミオーダーメイド事業
サイズ・体型補正・デザイン・資材・縫製仕様など、多くのことに対応します。
お客様の身体を計測し、身体的特徴を確認したうえで体型補正を行います。
多くのデザインに対応するために、資材や縫製仕様の選択肢を豊富に用意します。
ただし、特殊な仕様にはほとんど対応しません。
お客様の要望に応えるために、できるかぎり多くの対応をする事業形態です。
パターンオーダーメイド事業
サイズ・デザイン・資材・縫製仕様などを、最適な分だけ用意します。
用意したサイズゲージから、お客様の体型に合わせて選んでもらいます。
需要の高いデザインに対応するため、資材や縫製仕様の選択肢を適量用意します。
お客様の需要に応えるために、最適な準備をして対応をする事業形態です。
既成オーダーメイド事業
デザインや仕様を決め、最小限の注文を受けます。
用意したサンプルから、お客様の体型に合わせて選んでもらいます。
企画者が決めたデザインや仕様に対して、限定的に資材を選ばせることもあります。
企画者が最良と思うものだけを提供する事業形態です。

以上の様に、オーダーメイド事業の呼称に合わせて、受注内容が変わります。

オーダーメイドの受注内容について説明しましたが、ご理解いただけましたか?
事業ごとに受注内容が違うことが、より具体的にわかっていただけたと思います。

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