クリエイターの就活対策! パタンナー用ポートフォリオの作り方

アパレルに就職するために

クリエイターの就職活動に欠かせないのがポートフォリオです。
そこで今回は、パタンナーの就職活動に必要なポートフォリオの作り方 を紹介します。

就活用のポートフォリオとは?

就職活動におけるポートフォリオとは、自分の能力を知ってもらうための情報をまとめたものの総称です。
要は、作品で自己紹介をするようなものです。

これの良し悪しで、就職活動の結果を大きく左右します。
自分の魅力を最大限引き出して、最良の形で作り上げてください。

どうすれば良い印象を与えるポートフォリオが作れるでしょうか?

1分でわかるポートフォリオに仕上げろ

たくさんの求職者をさばかないといけないため、ポートフォリオを見てもらえる時間は1人1分程度しかないです。
そのため、1分で魅力が伝わる構成を考えましょう。

まずは、パッと見での総合力の高さを示しましょう。

資料をパッと見る時に、一番印象に残るのがトータルコーディネートの写真です。
ポートフォリオに一貫性を持たせるためにも、1コーディネート3作品程にまとめましょう。

ここで避けた方が良いのが、デザイン性のある市販品を写真に組み込むことです。
先方が気に入った服が市販品だと分かったら、一気に期待値がさがります。
そのリスクを避けるためにも、ポートフォリオの写真に写るものはすべて自作のもので揃えましょう。

次に、企業との相性の良さを示しましょう。

ポートフォリオに載せる点数は1コーディネート3作品程度と話しましたが、受ける企業によって使用するポートフォリオを変える必要があります。

例えば、基本的な技術を見せるためにスーツスタイル(ジャケット・シャツ・パンツ)のポートフォリオを用意していたとします。
それをガーリーな服を多く扱う企業に提出したとしたら、どんな印象を与えると思いますか?
意図通りに 「基本的な技術を見せてきたな」 と思ってもらえれば良いですが、「うちの雰囲気には合わないかな?」 「使い回しかな?」 などとネガティブな印象を与えかねません。
そのため、ある程度企業の色に合わせたポートフォリオを用意する必要があります。

就職活動の方向性にもよりますが、異なる印象のコーディネートを3セット程用意しておき使い分けましょう。
すべて別の型紙で作る必要はないので、生地の変更のみをおこない型紙製作の時間短縮を図るのもひとつの手です。

情報を分かりやすく載せよう

パッと見の印象や雰囲気が良くてはじめて内容に目がいきます。
ここで重要なのが、必要な情報だけを分かりやすく見せる事です。

まずは、見てもらいたい作品を前の方にもっていきましょう。

はじめにコーディネート写真、その後に一番見て欲しい作品、後ろに行くに従い簡単な作品というように並べます。
スーツスタイルの場合は、一番難度の高いジャケットを前に置き、次にパンツ、最後に見栄えの少ないシャツを置きます。

こう並べる事で重要な作品は必ず目に留まるため、1作品分しか見てもらえなかったとしても問題がないです。
逆に、学校で学んだ時系列順に並べてしまうと、未熟な作品がトップに来てしまうためNGです。

つぎに、情報を厳選して並べましょう。
ただ単に情報を盛りだくさんにするだけでは見る気がおきないため、必要な情報だけを見やすく並べましょう。

まずは、作品単体の写真が必要です。
この写真は、コーディネート写真では分からないポイントを紹介するために使用します。
前後の写真は必須ですが、その他にも推したいポイントがあれば分かりやすく撮ってください。

次に、正縮尺パターンです。
これは、パターンの基本を理解していることを示すために使います。
配置や指示内容なども見てくるため、横軸の高さ合せなどの細かな点にも注意して配置してください。

最後に、ポートフォリオ用簡易仕様書です。
これは、必要な指示とそれに対する理解度を示すために使います。
仕様書すべてに目を通すには時間がかかりすぎます。
そのため ”ポートフォリオ用” と銘打って、要点だけをまとめた簡易仕様書に作り換えてください。

本来の仕様書が必要になる場合もあるため、補助資料として別に完全版も用意しておきましょう。

相手に配慮しよう

最後に形式を整えましょう。
ここで重要なのは、相手に配慮することです。

まず、サイズは “A4タテ” にします。
もっとも一般的なサイズで、手に取って見やすいです。
タテとヨコの書類が混在すると見にくいため、特殊な事情や指示がない限りは A4タテ のまま見やすい形にまとめましょう。

つぎに、ファイリングの形式です。
基本的には印刷したものをクリアファイルに納めていけばOKです。
他とはひと味違う演出をしたい場合は、小冊子をつくるのも有効です。
自作にこだわらず、印刷会社に出すのもひとつの手段であることを忘れないでください。

つぎは、データ形式です。
実物を持っていく場合もありますが、データで送ることも多いです。
基本的には、非圧縮のPDFのうち最も軽い形式を選択してください。
画像さえ劣化しなければ、編集ソフトへの可逆性などは必要ないです。
アップロードできるデータ量には制限があるため、無駄に重いデータにはしないでください。

最後に、装飾です。
今回提出するものは、単なる仕事道具ではなくポートフォリオです。
そのため、イメージや情報が伝わりやすくなるのであれば装飾しても良いです。
ただし型紙のように元データの形式を確認したいものもあるため、過剰装飾はNGです。
装丁や写真などにこだわり、仕様書などに関しては軽く着色する程度にとどめておくのが無難です。

あくまでも、見る人に配慮してください。

可能であればチーム製作をしよう

あなたが専門学生なら、他校の専門学生を誘ってポートフォリオのチーム製作を行いましょう。
スーツスタイルであれば “製靴・レザークラフト” を学んでいる専門学生と、ドレススタイルであれば “ハイジュエリー” を学んでいる専門学生と協力してポートフォリオを作成してみてください。

仕事は常にチームでおこなうため、チーム製作をやり遂げたという実績はプラスに働きやすいです。
チーム製作で “なにを思い・どんな役割を果たし・なにを得たか” などを議事録にまとめておくことで、面接対策にもなります。

可能であればリーダー職を買って出て、多くの経験を積んでください。

また、1チームにこだわる必要はないため、ポートフォリオの方向性に合わせて複数のチームを組むことも検討してください。
手間は増えますが、クオリティの向上やリスクヘッジにもなります。

まずはTwitterやInstagramに自身の作品を投稿して、他校の人にコンタクトをとってみてください。
あらかじめ就活ポートフォリオ用のWebページを作成して、シェアするのも有効です。

まとめ

クリエイターには、1分以内に魅力が伝わるポートフォリオが必要です。
要点を前半に配置し、見やすい形式にまとめましょう。

ポートフォリオの良し悪しが、就職活動にかなり影響します。
学校の勉強だけをしていてはその他大勢に埋もれてしまうため、魅力を伝える手段を準備しておきましょう。

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