ロリータファッションブランドの実態!現場のウラ側やトラブル 一覧

ロリータファッションの実態

ロリータファッションブランドに憧れる人はたくさんいますが、その反面3日と持たずに辞めてしまう人が後を絶ちません。
それだけ理想と現実に差があるようです。
そこでこのページでは、ロリータファッションブランドの実態を紹介します。

※ 長いページなので、興味のある項に飛んでから読み始めることをオススメします。

  1. ロリータファッションに就職するには?
    1. ロリータファッションブランドに就職しよう!求められている人材は?
      1. 1. ブランド愛はそこそこで良い
      2. 2. 広い視野と情報は武器になる
      3. 3. 最低限のPCスキルは必須
      4. 4. 正しい技術よりも順応や協調が大事
      5. 5. この章のまとめ
    2. ロリータファッションブランドに就職しよう!ゼッタイにNGな行動
      1. case1. 月イチで履歴書を送るな
        1. 1-1. まずは実体験
        2. 1-2. 求人に落ちたら2年は空けよう
        3. 1-3. 毎月履歴書が送られてきたら?
        4. 1-4. この段落のまとめ
      2. case.2 泣くな
        1. 2-1. まずは実体験
        2. 2-2. 夢だけで飯が食えるか
        3. 2-3. この段落のまとめ
      3. case.3 履歴書はデコるな
      4. case4. 【男性編】彼女の趣味を推すな
      5. case.5 【男性編】清潔感を持て
      6. 6. この章のまとめ
  2. なんと犯罪者も!ダメ人間が盛りだくさん
    1. バレても事件化しないだと?ロリータ横領犯の立場を利用した小金稼ぎ
      1. 1. ロリータのヘッドアクセ
      2. 2. 横領犯のやっちゃん
      3. 3. やっちゃんの犯行の手口
      4. 4. 後日談 と この章のまとめ
    2. ブランド愛はどこへ?ロリータファッションを着ないトップデザイナー
      1. 1. 普段はロリータファッションを着ない?
      2. 2. よれよれのジャージ
      3. 3. ロリータファッションは危険
      4. 4. この章のまとめ
    3. パクり・パクられ・パクるんかい!あなたのデザインはオリジナル?
      1. 1. まずはサラっと体験談
      2. 2. パクリってなんだ?
      3. 3. パクリを訴えて良いのはオリジナルだけ
      4. 4. この章のまとめ
    4. 管理職にはなりたくない!命の危険すら感じるブラックロリータ
      1. 1. 毎日倒れて病院送りの管理職
      2. 2. 後日談 と この章のまとめ
    5. 使えない人ほど長く居座る!【保存が苦手】なロリータECの派遣社員
      1. 1. 苦手のレベルが段違い
      2. 2. 保存は基本中の基本
      3. 3. 後日談 と この章のまとめ
  3. バックレは日常
    1. ファッションショー直前にバックレ!繁忙期にすべての仕事を残して
      1. 1. まずはサラっと体験談
      2. 2. 誰が悪いの?
      3. 3. この章のまとめ
    2. 自分ができないことを他人に強要するな!お昼休みに消えたロリータ
      1. 1. まずは実体験
      2. 2. 説明できないことを強要するな
      3. 3. この章のまとめ
  4. 自業自得の社長
    1. 大家に嫌われたロリータブランド!ライバル店舗にテナントを奪われる
      1. 1. まずは実体験
      2. 2. 嫌われていたから連絡が来なかった
      3. 3. パパパパパインは逆のケース
      4. 4. この章のまとめ
  5. 女性だらけのブランドならではのトラブル
    1. ロリータブランドへの怪電話?女性との会話が目的の電話への対処法
      1. 1. まずは実際の電話のやりとり
      2. 2. 単純な対策
      3. 3. この章のまとめ
  6. その他
    1. ロリータファッションは百合の世界?閉鎖的な業界は誤解されやすい
      1. Q. 普段着でロリータ服を買いに行ってはダメなの?
      2. Q. ロリータファッションを着てミシンを使えるの?
      3. Q. お茶会って頻繁にやるの?
      4. Q. お姉さまと呼ばなくてはいけない?
      5. Q. ロリータファッションで働く男性はみんなオネエ?
      6. Q. 男性も着ていいの?
      7. Q. 血まみれのおじさんをよく見るけどどうしよう?
      8. この章のまとめ
  7. まとめ

ロリータファッションに就職するには?

ロリータファッションに就職するために必要な事をはき違えている人が多いです。
要点を抑えておけば就職することは難しくないです。

ロリータファッションブランドに就職しよう!求められている人材は?

ロリータファッションブランドに憧れて就職したいと思う人もいると思います。
そこで今回は、ロリータファッションの企画職の現場が求める人材について、実際に求人を行った際の情報を元に紹介します。
就職活動に役立ててください。

1. ブランド愛はそこそこで良い

ロリータファッションなどの狭い分野では、ブランド愛を前面に押し出してくる人がとても多いです。
ブランドを愛することは当然必要ですが、あまり重視はされません。

ブランド愛だけを熱く語られても、「ファンでいてくれてありがとう」くらいにしか思いません。
また、ブランドを愛しすぎている人ほど理想と現実のギャップに耐え兼ねてすぐに辞めてしまうので、場合によっては逆効果になります。

Q. では、どのくらいのブランド愛が丁度よいのでしょうか?
A. ブランドの担当者にもよりますが、「服が好きで、ロリータファッションが好きで、その中でも特に御社が好きです。」くらいの熱量が丁度よいです。

志望するブランドを知らなければお話にもなりませんし、当然ながら嫌いなジャンルでは長続きはしません。
また「御社の2019年のデザインにほれ込んで、2010年のアンティークを手に入れて~」など、長々とブランド愛を語られても仕事には役に立ちません。
そのため妄信的・盲目的に愛しているのではなく、「幅広く色々なブランドを見てきた中で御社が一番好きです」というくらいのアピールが丁度よい熱量なのです。

2. 広い視野と情報は武器になる

他社の情報や服の構造については、色々と知っている方が有利です。
ちゃんとした知識や理解が必要なのではなく、あくまでも “理解するために幅広く見ている” ということが必要なのです。

必要な知識は、就職してから教えてもらうこともできます。
ただし “物事をよく見ているか?” “疑問を持って知ろうとしているか?” というようなことは、個人の性格によるところが大きいです。

そのため、知識やスキルがあれば言うことはないですが、ないのであればないなりに前向きな姿勢を見せましょう。

3. 最低限のPCスキルは必須

どこの業界でも、最低限のPC操作は必須です。
CADなどを扱わない仕事であれば “ビジネスメールが送れる” “フォトショの超簡易レタッチができる” “エクセルのvlookup関数が使える” といった初歩操作ができれば問題ないでしょう。

これらの重要な点は、指導者が初歩を教える手間が省けるということです。

指導する人は色々な仕事を抱えていることが多く、端的に教えて時間を節約したいと考えます。
その際に初歩の初歩を理解していないと指導にかなりの時間がかかるため、使えない子認定されてしまい庶務や雑務に回されてしまう可能性があります。
そのため、一番初めに見放されないためにも、最低限のPCスキルはもっておいた方が良いです。

当然ですが、電話応対などのビジネスマナーも知っておいた方がより良いです。

4. 正しい技術よりも順応や協調が大事

仕事には 1+1=2 のような明確な答えが出ないものが多数あります。
学校には学校の教え方があるように、ブランド独自のやり方というものが多くあります。

正しいものを正しいと押し通したい人は、ロリータファッションの現場では好まれません。
ロリータ服を作ってみればわかりますが、単純なセオリーが通用しません。
そのため、正しさよりも製品が仕上がることが重視されます。

杓子定規な考え方は頑固ともとられかねないため、広い視野をもって対応しましょう。

5. この章のまとめ

ブランド愛の押しつけはNGです。
想いだけで勝ちとろうとせずに、知識や技術も磨いてください。

ロリータファッションといえども、一般的な企業と求める人材に大きな差はないです。
そのため、好き好き大好きと言っているだけで仕事に就けるほど甘いものではないです。
目標のために、できることを頑張りましょう。

ロリータファッションブランドに就職しよう!ゼッタイにNGな行動

ロリータファッションブランドに憧れて就職したいと思う人の中には、空回りしてしまう人も多いです。
そこで今回は、ロリータファッションで働くためのNG行動について、実際の事例に沿って紹介します。
一般の人には常識のため、ネタとして読んでください。

case1. 月イチで履歴書を送るな

ブランドが愛されていることは喜ばしいことです。
ただし、愛が重すぎるのは考え物です。
そこで今回は、愛の深さゆえに落とされる求職者を紹介します。

1-1. まずは実体験

わたしのいた会社には、ほぼ毎月同じ人からの履歴書が届いていました。

  • B4サイズの履歴書にいつも同じ証明写真の劣化コピー
  • 特に変わることのない職歴
  • 愛だけが重い

「あなたのブランドをお慕いしております。だから働かせて」と。

人手不足の表参道店では、常に求人を出していました。
ただし当然ながら、誰でも良い訳ではないです。
スキルなり職歴なりに、何かしらの戦力になる希望が欲しいところです。

でも、その履歴書には希望はありませんでした。

  • アルバイトなのでB4三つ折りは問題ないですが、普通郵便で送られてくること
  • 履歴書の証明写真が、ずっと前から同じ写真のカラーコピーであること
  • スキルも職歴も一切なく、内容がずっと変わらないこと
  • そして、落ちていてもほぼ毎月履歴書を送り続けること

それよりなにより、まずフルネーム書け。

愛だけでは飯はくえません。
落ちる理由を検討して、切りかえてください。

1-2. 求人に落ちたら2年は空けよう

求人に応募して落とされてしまったら、一般的には2年間程度の冷却期間が必要です。

  • 落とされてしまうのには理由があります。
    今その瞬間だけではなく、今後の半年間くらいをみても会社に不要だと考えて不要だと判断しています。
    そのため、最低でも3か月~半年間は企業の意向は変わらないので無駄と思ってください。
  • 一度落ちてしまうということは、大半は悪い印象を持たれています。
    そのため、その印象を消すためには半年~1年くらいはかかると思ってください。
  • 今足りないスキルを補うために資格を取ったり、似た業種で働いて経験を積んだりする必要があります。
    資格検定であれば、有用なものが半年で3つくらいは取れますが、有用な経験となると1~2年の就業が必要になります。

これらのことを総合して考えた結果、アルバイトなら半年、社員なら2年程度空けてから再応募することが好ましいとされています。
では逆に今回のように、毎月送られてきたとしたらどうでしょう?

1-3. 毎月履歴書が送られてきたら?

送る側の考えは、おそらく希望に満ちているはずです。

毎月欠かさず「あなたのブランドをお慕いしております。だから働かせて」と送り続ければ、愛が伝わると思っています。
何度も何度も送ることで覚えてもらえ、真剣さが伝わるはずだと。
愛の深さを伝えれば、いつか働けると。
こんなストーカーじみた希望的観測にもとづいて送り続けているはずです。

これが逆効果とも知らずに。

小さなブランドでは、過去に送られてきた履歴書を案外覚えているものです。

  • 初回は、スキル不足で社長が落としました
  • 翌月も、スキル不足で社長が落としました
  • その翌月は、名前・顔写真・過去の履歴書を照らし合わせて担当者が落としました
  • そのまた翌月は、名前・顔写真を確認して事務が落としました

以降もずっと、名前・顔写真を確認するだけで事務が落とし続けます。
そのうち、アトリエ内のみんなが知るようになり「こいつまた送ってきたよ。常識ないなー、ストーカーかよ。使えないやつ雇う余裕はないっての。面倒くさそうだし。」というように言われてしまいます。(実際にこうなっていました。)
また、アトリエ内のみならず店舗にも知られてしまうため、危ない人扱いされてしまうこともありました。
こうなってしまうと、何をどうやっても受かりません。

悪い印象を定着させないためにも、ある程度期間を開ける必要があるのです。

1-4. この段落のまとめ
愛の深さだけでは仕事はできません。
ブランド愛をスキルや経験に変えて、使える人材になって再応募してください。

突然人が辞めてしまい、急な募集をかけることがあります。
そんなときでもお店を開けるために、全国各地にアトリエスタッフを飛び回らせることがあります。
そのため案外仕事は回るため、使えない人は常に不要です。

たとえアトリエスタッフが過労で倒れて病院送りになったり、精神を病んだりしてもです。

case.2 泣くな

ブランドが愛されていることは喜ばしいことです。
ただし、愛が重すぎるのは考え物です。
そこで今回は、面接の場で感極まって泣き始めるブランドの信者を紹介します。

2-1. まずは実体験

わたしのいた会社のアトリエでは年間20人ほどの社員を新たに雇いいれていましたが逆に年間2~30人の社員が辞めていきました
入る人間よりも辞める人間の方が多いため、万年人材不足状態で採用活動が盛んでした。

応募してくる求職者には一般人はほとんどおらず、ブランドの信者かロリータファッション愛好家の人たちがほとんどです。
(そのため、今はデザイナーになった人たちも昔はアパレル素人でした。)

ブランドの信者は、社長やトップデザイナーを神のようにあがめていました。
比喩や冗談ではなく、ガチで。
そのため会っただけで感極まってしまい、面接の場で「お会いできるだけで光栄です」と言いながら泣き始める人も少なくなかったです。

そして面接で泣く人は決まって、採用から3ヶ月ともたずに辞めていきました。

とある日もひとりの信者が面接に来ていて、引くほど泣きじゃくっていました。
そして即日採用で、翌日から働き始めることになりました。

面接を終えて戻ってきた社長が、
「今のヤツの泣き方聞いたか?ありゃダメだw 多分1週間と持たねーよ。」と。

実際に、3日目には出社してきませんでした。

すぐ辞めると分かるなら雇わないでくれ。
ブランドの信者が減るし、なにより時間の無駄です。

2-2. 夢だけで飯が食えるか

服やブランドに夢を見るのは勝手ですが仕事は別です。
勝手に理想を夢見て、勝手に失望しないでください。
仕事はそんなに甘いものではないです。

清濁併せ呑めとまでは言いませんが、ある程度辛いことも想定したうえで仕事に臨んでください。
特に初めての業界であれば大変なのは当たり前です。
最低でも1週間は耐える覚悟で就職活動をしましょう。

とはいえ、ブラック企業なので早々に辞めること自体は正解だったとは思いますが。

2-3. この段落のまとめ
好きなものを嫌いになりたくないのであれば、中途半端な甘い考えで仕事を選ぶのはやめましょう。
また、どんな状況であってもバックレることは止めてください。

たとえブラック企業に対してだとしても、バックレなどの礼節に欠くことをすれば同類に落ちます。
せめて電話やメールで退職することを伝えましょう。
当日連絡だとしても、しないよりはマシです。

case.3 履歴書はデコるな

履歴書が目立つように飾り付けをする人もいますが、一般常識がない目立ちたがり屋という第一印象がもたれて悪目立ちします。
それを挽回する自信があるのであれば何も言いませんが、そうでないなら止めましょう。

また、文字をデコレーションするのも読めなくなるため止めましょう。

今どきはPCで履歴書を作成するのが一般的なため少しは減りましたが、カワイイ重視のフォントを選ぶ強者も出てきました。
個性は履歴書の見た目で出さずに、中身で表現しましょう。

case4. 【男性編】彼女の趣味を推すな

男性の志望理由で多いのが “彼女がこのブランドが好きで~” という内容ですが、これは絶対にNGです。

彼女へデザインを横流しされたらどうしよう?
彼女がウチの服を嫌いになったら辞めてしまうの?
フラれたら辞めてしまうの?

など、気がかりなことが多いです。
何かの行動を起こす際には、他人の考えに乗っからないでください。

case.5 【男性編】清潔感を持て

わたしの所属していたブランドの社長が “ハゲと脂っこい男が大っ嫌い” でした。
偏見の多い社長ではありましたが、女性が多い職場では身だしなみを気を付けることは大事です。

スキルがあれば見た目だけでは落とされませんが、どうしても就職したいのであれば見た目を整えましょう。
肌がテカるのであれば肌の脂を抑える、太っているなら痩せる、表情で誤解されるなら表情筋を鍛えるなど対処できることはあるはずです。
不快感を減らす努力をしましょう。

6. この章のまとめ

これらの内容が “当たり前だろ!バカにすんな” と思った方は、一般的な人です。
もし自分の行動に思い当たる箇所があれば、まずは就職活動の基本を調べてみてください。
もちろん、アルバイトであっても同じです。

なんと犯罪者も!ダメ人間が盛りだくさん

ロリータファッションブランドには、仕事ができない社員や犯罪者などのダメ社員が盛りだくさんです。
新人に限らず、有能ぶっているトップデザイナーにも当てはまります。
パワハラによる人手不足と、人を見る目がないことが原因のようです。

バレても事件化しないだと?ロリータ横領犯の立場を利用した小金稼ぎ

ロリータファッションの小物は、かなり手が込んでいます。(※ 人の器の話ではなく、アイテムの小物のことです。)
でも手間がかかる割には高値を付けにくいので、なかなか工賃との折り合いが付きません。
それでも待ってくれているお客様のために、シリーズごとの服に合わせて作っています。

そんなフワフワしたロリータファッションの中の人がおこした、黒くドロッとしたお話です。

1. ロリータのヘッドアクセ

ロリータファッションの小物は、とにかく種類が豊富です。
なかでもヘッドアクセサリーは、デザインも作り方も様々なんです。
フルボンネットにはじまり、ヘッドドレス・カチューシャ・ベレー帽などがあります。その他にもいろいろ。

トータルコーディネートのことも考えますが、オリジナルのプリント生地を無駄にしないように余り布ベースで考えることも少なくないです。
一種のサスティナビリティですね。まぁ普通のことですが。

  • 華やかさにこだわるため “資材が多い
  • 余り布から考えるので “定番の形状が安定しない
  • 直線縫いが少ないので “手仕事が多い

以上のことから、工場に入れずに内職を外注することになりました。
やることは、ハンクラと大差ないです。

SOHOの人(個人の外注さん)に内職を頼んでいましたが、「納期カツカツ」「安価」「予定が当日にコロコロ変わる」という会社からの仕事は受けたがりません。当然です。
その結果「そろそろ慣れてきたかな?」という頃合いに、仕事を受けてくれなくなります。

そんなときに社長がひとこと。
「アトリエ内で内職を請けたいやついないの? いるでしょ!儲けたいやつ。」

確かに同じ職場内で内職をだせば “製品イメージも完璧に伝わってる” “社員の経済も潤う” “輸送代がかからない” などのメリットが盛りだくさんです。
なんと素晴らしい!

なんて思わないでしょ、普通は。

2. 横領犯のやっちゃん

当時アラフォーの “やっちゃん”は、仕事以外のことを進んでやる子でした。
ロリータファッションを着た、オアシズの光浦靖子さんのような見た目です。

  • 安くて楽なネット宅配を使わずに、自宅近くのドラッグストアに行って買ってきてくれる。
  • 経理に任せるのは悪いので、領収書の承認を勝手にしておいてくれる。
  • 社長からみんなへの恫喝は、いつでも聞けるようにボイスレコーダーで録音してくれる。

どうです?凄いでしょう。この分かりやすい行動の数々。
ごまかす準備は、もう整っています。

3. やっちゃんの犯行の手口

カンの良い方は、やっちゃんの紹介をした時点で既に「業務上横領罪か詐欺罪が成立してるんじゃ?」と気付くかもしれません。
ただそこは、今回のメインである “立場を利用した横領” とは別のはなしなのでスルーしてください。

お待たせしました。ここからが本題の黒いお話です。

小物デザイナーから社内の人に “小物の職場内外注” が出されはじめました。
内容は「小物デザイナーが定めた料金と納期に合わせて、就業時間外に内職作業を請け負う」というものでした。
外注先が職場内の人という以外には、普通の内職と変わりはないです。

はじめは企画職のなかで手先に自信がある人たちが請け負いました。
賃金は安いけど、気分転換には丁度良い仕事量でした。

ある時、内職を取り仕切る人が出てきました。
ブランドの最古参のひとり、やっちゃんです!
品質管理や経費管理という名目をつけて、内職を取り仕切りはじめました。
小物デザイナーに確認させないのは謎ですが、勤続年数だけ見れば適任のようでした。
でも実態は、うまく儲けるためのヤクザな仕事でした。

まずは簡単で利益が出やすい仕事だけを確保し、自分のお母さんと一緒にこなしました。
難しい仕事だけをほかの社員に振り、請け手が付かない時は工賃を吊り上げました。
そして、次第に内職を独占していきました。

そのころ世間では、大注目の二世タレントがブランドのファンだと言ってくれたおかげで、メディアから注目を得ていました。
そんなこんなで残業がかさみ、内職が流れてこなくても気になりませんでした。
流れてこないだけならね。

市場を独占したやっちゃんファミリーの内職クオリティは下がりました。
後輩である小物デザイナーからのクレームは、やっちゃんには受け付けてもらえません。

次第に行動がエスカレートしていきました。
就業時間中に内職をして、給料と内職代をダブルで稼ぐという荒業も行いました。
基本的に社長は不在がちであることと、常にやっちゃんの席は社長から一番遠いことからバレません。社長には。

そして、ついにその時がきました。

“伝票の改ざん” を行いました。
納品数は1.3~1.5倍の量に書き換えて、単価は2倍以上に書き換えていました。
商品が足りなくなったところで管理がザルなので、一切問題になりません!

でも何故そんなことができるのか って?
やっちゃんが自分で領収書を承認しているからだよ。

経理がザルとか管理が悪いとかの話はおいておくとして、ハート強すぎない?発覚しないわけがない!

やっちゃんはこの副収入のおかげで、時給単価が最も高い社員でした。
残業はほぼ無しで額面30万円、それに内職の15万円を足して “月収45万円” です。
見込み残業が40時間程度の技術室長の額面が同じ45万円くらいらしいのですが、仕事量や責任なども段違いです。

大まかな計算なので、内職に費やした仕事時間については計算していません。
これも計算に入れると、時給単価はもっと上がります。すごい。

4. 後日談 と この章のまとめ

目に余る行為に耐えかね、アトリエスタッフ全員が団結して証拠を集めて社長に報告しました。
そしてやっちゃんは、有給消化をして普通に自主退社しました。
もちろん、違法に着服したお金は返しませんし、訴えられることもなかったです。

なぜか?

それは、普段から常習的に行われている「社長から社員への恫喝」の証拠となる録音データを握っているからです。
社長は、過去にも36協定違反で社員に訴えをおこされているため、今度また違反が明確になった場合には労働基準法違反で企業名が公表されてしまうリスクがあります。
この問題が明るみに出ないようにするためには、社長が穏便に済ませるしかなかったのです。

“タレントフィーバーでノリにノってるロリータブランドが労働基準法違反で書類送検!” なんてネタ、ワイドショーが喰いつかないわけがないです。
それを避けるための苦渋の選択でした。

自業自得ですが、”闇金ウシジマくん” みたいに後暗いことをしている人間は法律に頼れないことがよくわかります。
まぁ横領は親告罪に近いので、警察が入ることは滅多にないそうですが。

ここでまとめ。

犯罪ダメ!ゼッタイ。

これしか言えんわ。

ブランド愛はどこへ?ロリータファッションを着ないトップデザイナー

基本的にどのアパレルブランドでも、自社製品を愛用します。
また他社の動向を知るために、あえて競合他社の製品を着る人もいます。
そんななか、特定の時以外にはロリータファッションをまったく着ないデザイナーもいます。
そこで今回は、義務でロリータファッションを着るトップデザイナーについて書きます。

1. 普段はロリータファッションを着ない?

ショップの販売員は、仕事中は必ずロリータファッションを着ます。
お客様にオススメするためには、当然理解する必要があるからです。
社員割引率が低くてお財布が痛んだとしても、新製品をオススメするためには仕方のないことです。
たとえ、販売数が少なくて買えなかったお客様に恨まれたとしても。。。

その一方でアトリエメンバーの企画者たちは、半数以上のメンバーがロリータファッションを着ていません。
さらにその中の半数くらいは、ロリータファッションを持ってすらいません。

なかなか驚きの事実ですよね?
ロリータファッションが好きで集まったはずの社員が、実はロリータファッションを愛用していないんです。
これは、トップデザイナーの見せる姿勢にも問題があります。

2. よれよれのジャージ

もちろん日常的にロリータファッションを着る人もいますが、トップデザイナーのMiraiさんはよれよれのジャージやパーカーに健康サンダルで一日中過ごします。
もうオシャレ着ですらなく、ベテランSEのおっちゃんのような服装です。

さすがに、メディア関係者やリースのスタイリストなどの来客があるときは、社内にあるロリータファッションを着てメイクもバッチリ決めます。
社長がたまに会社にくるときも同様です。
逆に、それ以外は一切ロリータファッションを着ていません。

この光景を見た下の人たちは、どう思うと思いますか?
単純な話、「誰かがくるときだけ、会社にあるサンプルを借りれば良いのか」と思ってしまいます。
実際、それで問題がおきたことはなかったです。

3. ロリータファッションは危険

アトリエには、近くの部屋をいくつか借りて倉庫などに利用しています。
マンション一室系でやっていたころよりはマシになりましたが、それでも一つ一つの部屋は小さめです。
また、かさばる服が大量にしまわれているため、ごっちゃりしています。
そんな狭い場所で動き回るには、ロリータファッションは不向きです。

また、ハサミやピンを扱う企画者にも向かない服装です。
リボンにハサミの取っ手が引っかかり落ちたり、針箱を吹っ飛ばしてしまったりします。
また、服に針が紛れやすく危険です。

それでも、ロリータファッションが好きで入ってきた人たちは、少数ですが仕事中も着ています。
当然パニエは外しますが。

4. この章のまとめ

ブランド愛を育てるのは作り手の使命です。
もし着るのが面倒なのであれば、面倒ではないロリータファッションを作るために既成概念を捨てることも大切です。

自社製品を愛用しなければ、良くも悪くも何も気づけません。
ロリータファッションにはまだ、改良の余地がたくさんあります。
フワッとするのは服だけにして、誰もが着たくなる服になるべく考えるときではないでしょうか?

パクり・パクられ・パクるんかい!あなたのデザインはオリジナル?

ガクトとローランドがプロデューサー契約をしていたdazzy社のデザイナーが、ほぼ丸々デザインをパクったドレスを “G&R” のデザインとして売り出して問題になりましたね。
権利を侵害するパクリは悪いことです。断固として戦いましょう。
ただし、本当にあなたがオリジナルならですが。
今回はそんな、デザインとは切っても切り離せないパクリやオマージュについてお話します。

1. まずはサラっと体験談

わたしがロリータファッションブランドで働いていた時のお話です。

わたしの働いていたA社は、ロリータファッションとしては老舗に近いものでした。
そのため社長は、後発で追い抜いていったB社、顧客の需要にうまく応えたC社、夜のコスプレから始まったD社などをパクリ野郎と言って嫌っていました。

その当時うちのブランドでは、ほとんどの商品を1サイズで作っていました。
他社は複数サイズ展開を行っているため、当然顧客の取りこぼしが多い状態でした。

そんなある日、何度もこすりにこすった人気商品の再販を企画していた時のことです。
デザイナーのMiraiさんが「ほかのブランドはサイズ展開あるのに、なんでうちはサイズ展開ないの?」と質問をしました。
それに対して技術室長が「えー?なんどか説明してるけど、Miraiさんと社長が納得しなかっただけでしょ。」と説明していました。

わたしの働いていたブランドに限らずロリータファッションブランドでは、宗教的なピラミッド構造があります。

  • 社長(松多) = 絶対神
  • トップデザイナー(Mirai・mimi) =
  • 一般デザイナー = あこがれの的
  • その他 = コマ使い

入った当時にこの構造を刷り込まれるため、どんなに良い提案でも3人の神々がピンとこなければ実現しません。

今回はデザイン統括のMiraiさんからの提案のため、サイズ展開をする話はスムーズに進みました。
そこでMiraiさんからのひとこと、
「B社とD社のホムペのサイズとかから、なんかいい感じにやっといて。」と。

社長、うちのデザイナーがパクってます。

2. パクリってなんだ?

パクリとは盗みの事で、ここではデザインの盗用を指します。
サイズスペックや仕様に関しても、特許が認められるような独自性のあるものは権利の保護対象になります。

コピーは、模倣すること。
パクリは、盗むこと。
パロディは、皮肉や面白みを込めて模倣すること。
オマージュは、敬意を表して影響されること。
インスパイアは、強い影響を受けて感化されること。

同じような言葉を並べてみましたが、どれも経緯は違うにしても類似商品ができあがります。
一般的には、以下のように考えられています。

  • コピーとパクリはダメ
  • パロディは、笑いを込めているので許される?
  • オマージュやインスパイアは、敬意をこめているので許されるだろう

いや、ぜんぶ似たようなもので、盗用したら怒られるにきまってます。
丸々パクっておいて「インスパイアしただけだから」という、意味不明な開き直りはしないでください。

3. パクリを訴えて良いのはオリジナルだけ

これだけデザインにあふれている時代に、服で独自性を証明することはかなり難しいです。
なにかに影響を受けたことはあるだろうし、構造が似たものもたくさんあります。
自分がオリジナルと思い込んでいたとしても、実はどこかで見たものを再現しただけだったという話はよくあります。

ロリータファッションにしてもそうです。
一般的に周知されているロリータファッションのイメージは、ロココ時代をインスパイアしたような華美な装飾が特徴で、大人が着る少女趣味な服です。
※ 語源は重要でないので省きます。
このようにイメージが確立されたものは、独自性を保つことがかなり難しいです。
そのため商品同士は似てきます。

またそもそも訴えて良いのは、パクリを行ったことのない人だけのはずです。
他のはパクるけど、自分のはパクられたくないなんてことは通用しません。当たり前です。

4. この章のまとめ

パクリはダメです。
ただし「パクられた!」と思ったら、騒ぎ立てる前に本当に自分がオリジナルなのかを考えてください。

パクられたと騒いだあとに「うちのブランドがパクっていただと!」なんて、とても恥ずかしいですよね。
まずは事実と根拠の確認から始めましょう。
また騒ぎ立てるのではなく、マネしたくなるような優れたものを生み出してください。

管理職にはなりたくない!命の危険すら感じるブラックロリータ

どの職業でも人を管理するというのは大変ですよね。
しかも “何でも屋” になってしまうと、身体がいくつあっても足りません。
そこで今回は、瀕死の管理職がいたロリータファッションブランドを紹介します。

1. 毎日倒れて病院送りの管理職

比喩表現ではなく命がけでアパレルの仕事に取り組んでいたのは、後にも先にもこの人だけでした。

わたしが働いていたロリータファッションブランドでは、企画職が集まる職場をアトリエと呼んでいました。

社長がアトリエに来ることは稀なので、基本的には3人の室長が仕事を回していました。
デザイナーをまとめるMiraiさん、パタンナーをまとめる技術室長の新山さん、そしてアトリエを統括管理する範田さんです。

年長者の範田さんは、仕事ができないわけではないのですが、手に負えない量の仕事を押し付けられてしまうので常に仕事が山積みでした。
デスクは大量の資料とパンダグッズで埋め尽くされており、真ん中には “命の母” のビンが鎮座していました。

範田さんの仕事には、いなくなった人のサポート全般が含まれていました。
経理が突然退社をしたら新しい経理が見つかるまで穴埋めをしなくてはいけませんし、
地方店のスタッフが突然消えてしまったら飛行機で駆け付けて店を開けなくてはいけません。

そして当然ながら、穴埋めが終わった後に自分の仕事こなさないといけません。

辞める人が1人や2人くらいなら何とかなるのですが、ひっきりなしに人が辞めていくので手に負えません。
誰にもサポートしてもらえないのに、誰かが抜けた穴埋めだけがどんどん増えていきます。
サビ残で終電で帰る生活でも仕事が終わらず、休日にサービス出勤をしても仕事が終わりません。

まじめな性格があだとなり心身を壊してしまいましたが、それでも働き続けます。

Mirai「範田さん、今日休みだっけ?」
新山「さっき電話が合って、駅で倒れて近くの病院に運ばれたから、点滴とニンニク注射打ってから来るって。」
Mirai「また倒れたんだ。倒れ過ぎじゃね?昨日も倒れて15時くらいに来たよね。」

範田さん、”命の母” はあなたの助けになりましたか?

ほぼ毎日人が倒れても、何も感じなくなる職場って怖いですね。

2. 後日談 と この章のまとめ

範田さんは、心身の無理がたたって会社を辞めることになりました。

辞める前は、常に額に冷えピタを貼り、マスクをしてずっとせき込んでいました。
薬かサプリを常飲しているようで、誰が見ても健康な状態ではなかったです。
いつ死んでしまってもおかしくないように見えたので、わたしとしては生きているうちに会社を辞めることができて良かったと思いました。

範田さんの後任は旗艦店からきたスーパー店長だったのですが、アトリエの業務内容が分からないため難航していました。
また、閉鎖的なアトリエに馴染まずにアトリエの新人と多くつるんでいるため、よくわからないマイルールを生み出して混乱を招きました。

人がつぶれる前になんとかサポートを入れることはできなかったのかと、今でも思います。
そこでまとめ。

責任感のあるまじめな性格は良いことですが、仕事に忙殺されると正常な判断ができなくなります。
定期的にストレスチェックを行い、少しでも怪しい兆候があれば生活を見直しましょう。
そしてどうしても無理な場合は、転職などで環境を変えましょう。

最終的に自分の命を守れるのはあなただけです。
“やりがい搾取” にごまかされないように、無理にがんばり過ぎないでください。

使えない人ほど長く居座る!【保存が苦手】なロリータECの派遣社員

世の中には、あなたが知らないビックリ社員というものが多くいます。
そこで今回は、自称「保存が苦手」なEC部署の派遣社員について紹介します。

1. 苦手のレベルが段違い

誰にでも苦手なことはありますが、お話にもならないレベルの人は一定数います。

わたしの働いていた会社ではWeb担当とEC更新の担当者がほぼ同時に退職をひかえていました。
仕事ができる3人中2人がほぼ同じ時期に辞めてしまうため、派遣社員を雇うことになりました。

条件は “ECまたはPCやWeb関わる仕事の経験者” で探してもらいました。
すぐに返答があり、顔合わせをすることになりました。

※ 派遣社員の事前面接は労働者派遣法により禁止されているため、紹介予定派遣を除き事前面接をすることができません。
そのため、面接ではなく顔合わせという形をとります。

顔合わせでは、【元々は事務職でPCを使用していた】とのことで、ECに関する実務を説明した際にも【教えてもらえば問題なくできる】とのことで働き始めることになりました。
でも、実際には違ったようです。

就業の初日の昼休み、EC担当者の深いため息が聞こえてきました。
何事かと聞いてみると、今日から働き始めた40代の派遣社員さんがまったく仕事ができないとのことでした。

  • タイピングがとても遅く、打ちたい文字を探しながら指一本で打っている
  • 全角/半角の概念がなく混ぜて打つ
  • 画像の扱いはまったくの初心者で、当然ながら拡張子も知らない

ある程度は覚悟していたようですが、あまりにも絶望的な仕事っぷりにため息が漏れ続けていたようです。

いくら派遣会社でもそこまで酷い人をよこすとも思えないので、大げさに言っているのだと思いました。

午後になって仕事を始めた時に、びっくりする会話が聞こえてきました。

EC「午前どこまですすみましたか?あとどれくらいで、渡した分が終わりそうですか?」
派遣「えーとですね、あれ?分からないです。どこかに行っちゃったみたいです。」
EC「え?保存はしたんだよね?どこに保存したか覚えてないの?」
派遣「あ、保存しないで消したと思います。わたし、保存するのが苦手なので。

保存が苦手ってどういうこっちゃ?

この苦手発言の瞬間、周りの関係ない社員の表情が一気に険しくなりました。
わたしを含め、みんな気になって聞き耳をたてていたようです。

保存を忘れやすいというのは聞きますが、「保存するのが苦手」というのは初めて聞きました。
多くのアプリケーションでは “Ctrl + S” を押せば上書き保存が簡単にできるので、苦手という発想にすらならないからです。

2. 保存は基本中の基本

PCでの仕事をするにあたり、“新規作成” “保存” “保存したファイルを開く” という行動は基本中の基本です。
逆に、この3つを知らなければ仕事になりません。

【元々事務職でPCを使用していた】とのことでしたが、保存をしないでどのような仕事ができていたのでしょうか?
“Ctrl を押しながら S を押す” という行動ができないで、まともに仕事が務まっていたとは思えません。
そのため【PCが置いてある職場で、手書きで事務職をしていた】というのが本当のところでしょう。

担当するECの仕事がコピペメインの簡単なお仕事とはいえ、ほとんどPCに触れたこともないレベルで【教えてもらえば問題なくできる】と言い切れるのは大したものだと思います。

3. 後日談 と この章のまとめ

当然のことながら派遣会社に即日文句を言いましたが、軽くあしらわれてしまいました。
「新しい人を派遣しても良いけど、今の人の契約料金は期日分もらいます」と。
まぁ契約なので当然と言えば当然なのだけど、”まったく使えない人間を経験者と偽って紹介したことは問題ないのだろうか?” と考えてしまいますね。

「何もさせないで金を払うくらいなら育てろ!」という社長のお言葉により教育をしていたようですが、指導する人の時間を無駄に奪うだけで一切成長せず、時間切れになり2人の社員は退職していきました。

使えない人には簡単な仕事を少量しか振らないため、本人は楽で暇な仕事と思っていたことでしょう。
そのため初回契約の終了日まで、ほとんど仕事をこなせずに居座り続けました。
もちろん契約更新の希望が出されたようですが、お断りです。いりません。

ここでまとめます。

キーボードの2か所を同時押しするのが苦手というのは、仕事ができるできない以前の問題です。
絶望的に使えない人材に時間を割くことは無駄なため、どうしても無理な場合はお金で解決してもらってください。

とは言っても損切りできない社長が多いので、社員にしわ寄せがくることは避けられません。
ここまで使えない人も珍しいですが、世の中には色々な人がいることを知って覚悟しておいてください。

バックレは日常

ロリータファッションブランドでは、就職後1週間以内のバックレ率が異様に高いです。
夢だけで就職する人やメンヘラが多いことも一因ですが、ピラミッド構造のパワハラ体質も要因です。

ファッションショー直前にバックレ!繁忙期にすべての仕事を残して

ロリータファッションブランドの多くが、クリスマスにお茶会イベントを開きます。
本当に紅茶とお菓子を楽しむ会もあれば、ホテルのイベントルームを借りてファッションショーをすることもあります。
そんなキラキラしたクリスマスの時期になると思い出します。いきなり辞めたデザイナーのことを。
今回はそんな、仕事をMaxまでため込んでバックレたデザイナーについてお話します。

1. まずはサラっと体験談

わたしがロリータファッションブランドで働いていたころのお話です。
年間20~30人くらい入社し、同じくらいの人数がバックレるというなかなか珍しい職場でした。
(すべての退職者を含めると、もっと大勢います。)

“なっつん” という、宮下草薙の草薙さんに似た小物デザイナーの女の子がいました。

若く小柄な子で、にこにーというキャラクターをこよなく愛する生粋のラブライバーでした。
気が沈みがちなので午前半休や当日欠勤をちょこちょこする子でしたが、テンションが低いながらもまじめに仕事をしていました。
ただ、口は悪いのですが気が弱いので、横領犯のやっちゃんにカモにされていても強く言えずにいました。

ある日なっつんが出社しませんでしたが、いつもの事なのでみんなそれほど気にしませんでした。
そこから数日間出社してこないので、さすがにおかしいと連絡を試みましたが連絡はつきません。

ファッションショーまで1週間を切っているタイミングだったので、まずは現状を確認をするためになっつんのお道具箱を開きました。
なっつんは社内ノマドだったため決まった席をもたず、お道具箱をもって渡り歩いていました。
「ん、サンプルが何も進んでいないっぽい?」
いつもお願いしている取引先にも確認をしてみましたが、特に依頼された仕事はないとのことでした。

“無い” では困るため、デザイナーとパタンナーで手分けして作業することになりました。
さらにこのタイミングで、話題の出演アーティストの抱き合わせで男性を一人追加したいとのことで、仕事が次から次へと増えて何が何だかしっちゃかめっちゃかでした。

Miraiさんが「この時期に飛ぶとかなくない?」などと言っていましたが、忙しくて追い詰められたからこそ突然飛んだのでしょう。
大好きな仕事に自ら幕を引くのはとても辛いことですが、それほどまでに追い詰められていたのだと思います。

結果的になっつんは、そのまま消えました。
戻ることも謝ることも特に何もなく、ファッションショーの終わりと共に忘れ去られていきました。
ただ今になって思えば、技術室長だけは何か知っていたのかもしれません。
なぜなら “やっちゃんの横領を告発するための補助資料” を飛ぶ前になっつんから預かっていたからです。

後にも先にも、この状況以上に最悪なタイミングでバックレた人はいませんでした。

2. 誰が悪いの?

なっつんは、誰にも何も言わずに突然退社しました。
でも、言わずにではなく言えなかったんです。

なっつんはブランドが好きで入ってきたため、ピラミッドの頂点に立つ社長やMiraiさんなどの命令は絶対でした。
仕事が遅れたときに助けてもらえずに突き放されたとしても、直属の上司であるMiraiさんの信頼を失わないように必死でした。
「失望されてしまう。仕事がなくなってしまう。」
恐らくは、このような心境だったと思います。

そして「仕事が思うように進まず、自分では絶対に間に合わない」そう思ったときに逃げてしまったのだと思います。
もし一言でも、Miraiさんから「仕事の進捗は順調?ダメそうなら早めに言ってくれれば手伝うからね」などと声をかけてもらえていれば違ったと思います。
周りに気を使うことのないMiraiさんには、期待のできない行動ですが。

突然バックレる人が悪いのは当然です。
ただし、部下のことを何も見ていない現場責任者の方が罪が重い気もします。
犯罪によりプレッシャーをかけていたやっちゃんが、いちばん罪深いことは言うまでもないですが。

3. この章のまとめ

突然の退社に慣れているブラック企業だったとしても、繁忙期に突然飛ばれるとフォローが追いつきません。
誰かが追い詰められないように、自分が忙しい時でも最低限のコミュニケーションは行いましょう。

ロリータファッションのデザイナーは、各社を回るものです。
別の会社で元気に仕事していることを願います。

自分ができないことを他人に強要するな!お昼休みに消えたロリータ

出社してこないだけがバックレだと思っていませんか?
日常的に誰かがバックレている企業では、様々な消え方があります。
そこで今回は、お昼休みと共に消えたロリータを紹介します。

1. まずは実体験

わたしの会社のアトリエでは、年間20人ほどの社員を新たに雇いいれていましたが逆に年間2~30人の社員が辞めていきました
部署の全員がいきなり消えてしまうこともあったため、情報の引継ぎがうまくされていませんでした。

ある日、Webや広告への資料画像を加工していた人が消えました。
今まではWeb・EC部署がカバーしていたのですが、その部署からも退職者が相次いだためデザイナーサイドに戻すことになりました。
ただし、MiraiさんがPhotoshopを扱えるはずもないので、すぐに新しい人を雇い入れました。

新しくきたグラフィッカー見習いの長尾ちよちゃんは、就業経験ゼロの第二新卒でした。
PCは普通に扱えるものの、画像加工などをやったことはないようでした。
求人募集に “初心者でもOK!初めから丁寧に教えます” というようなことが書いてあったらしく、何も分からないことを伝えたうえで入社したようです。

「うちのブランドで “初めから丁寧に教える” だと? にわかには信じがたいな。」
そんなことを考えていましたが、予想は的中しました。

とある日、Miraiさんが声を荒らげていました。
Mirai「だから、この辺の背景をばっと選んで全部消せばいいの!わかる?はい、やって」
ちよ「それは分かるんですが、どのツールを使えばいいのかが分からないので教えてください」
Mirai「そんなの知らないよ。でも前の人はやってたんだからできるんでしょ。やりなよ」

前任者とは接点がないため、Miraiさんが教えていないことは新人さんは知りません。
たまたま小津さんが知っていたようで、通りすがりに教えていました。

後日、Miraiさんが同じように声を荒らげていました。
Miraiさんが商品写真を撮りわすれていて、雑誌社に資料写真を送付する期日を過ぎてしまっていたようで、ちよちゃんに「昼まで加工して雑誌社に送れ」と指示していました。
ただしMiraiさんにはプレスの仕事があったため一切手伝わずに、ちよちゃんがひとりで黙々と仕事をしていました。
大量の急ぎ仕事でしたがサポートをつけてもらえなかったため、15時までかかってしまい怒鳴られていました。

その後ちよちゃんは遅めの昼食に出ていきましたが、2時間ほど経っても姿を見かけませんでした。
Mirai「ねぇ、ちよのスリッパある?」
福薗「ないです。靴と荷物もないです。」

アトリエは土足厳禁のため、玄関でスリッパに履き替える必要があります。
そのスリッパや荷物がなくなっているということは、退社済みということになります。

ちよちゃんは、帰ってきませんでした。
毎日理不尽に怒られ続けたちよちゃんは、退勤のタイムカードも押さず、だれにも相談できずに静かに消えました。

それ以来バックレた人が発生するたびに、笑いながら「スリッパあるか?」と聞くことが定番になりました。

パワハラ案件のため、笑いごとではないですが。

2. 説明できないことを強要するな

すべてが完璧な人間はいないため、できないことも多いです。
ただし、説明できないことを強要することは止めてください。

今回の画像加工のケースでは、Miraiさんが作業を指示すること自体には何の問題もないです。
ただ、ツールの使い方が分からない新人に対してとる行動ではないです。
無理なことを高圧的な指示だけで押し通すのは、無能な中間管理職の典型です。

では、どうすれば良かったのでしょうか?
担当者が辞めたといっても、社内にはAdobeのツールを使える人は多くいます。
現に、今回のケースでは小津さんが教えていました。
そのため、まずは社内で理解している人がいるか探してください。

もし誰もできないようであれば、逆引き辞典を用意したりスクールに通わせたりする必要が出てきます。
ただしそれだけ難しい内容の場合は、新人に学ばせるのではなく経験者を雇い入れるのが一般的ですが。

3. この章のまとめ

自分の無能を棚に上げて人をこき下ろすのは、ブラック企業の中間管理職の典型です。
分からない内容を無理に押し通すのではなく、その仕事ができる人を探して協力をあおいでください。

素直ないい子だったので、バックレて辞めてしまったのは残念です。
ちよちゃんの次の会社がブラック企業でないことを切に願います。

自業自得の社長

わたしのいたロリータファッションブランドの社長はかなり特殊なため、ロリ服好きの子たちにはカリスマのようにあがめられていましたが、性格的に敵を多く作っていました。
同業だけではなく、下請けや大家など様々なところに敵がいます。
当然、社員にも嫌われています。

大家に嫌われたロリータブランド!ライバル店舗にテナントを奪われる

どんな事業であれ、大家と店子(たなこ・借り手)は良好な関係が一番です。
ビジネスなんだから嫌われていようと関係ないという人もいると思いますが、ビジネスだからこそ重要なのです。
そこで今回は、大家に嫌われて好物件を逃したロリータファッションブランドのお話です。

1. まずは実体験

狙っていたテナントを、横からかっさらわれたお話です。

私が働くロリータファッションブランドのアトリエは、美寿々ビルという普通の雑居ビルにありました。

1階の一室はEC・Webチームの倉庫として、2階はアトリエ兼プレスルームとして使用していました。
アトリエに収まりきらない昔のサンプル類は、少し離れたアパートの一室に保管していました。
そのため過去サンプルが必要になると、台車を持ってサンプルを取りに行きました。

まれにですが自社服を着た状態で取りに行く人もいたので、ロリータファッションを着た女の子がダンボールを載せた台車を押すというシュールな絵面になっていました。

無駄に手間のかかる状況なので、社長はあるテナントを狙っていました。
同じビルの1階にある路面店です。
当時は古着屋が使っていましたが、客の入りがまばらなお店だったのですぐに潰れると予想していましたが、その予想に反して息の長い経営でした。

なかなか空く気配がないため、動きが合ったらいち早く連絡をもらえるように不動産屋に話を取り付けていました。
もちろん、大家の美寿々さんにも熱心に声をかけていました。

そんなこととは関係なく周りの町並みは変わっていき、こだわりの食品を出すお店が増えました。
ベーグル専門店・素材にこだわったパン屋・洋菓子店にイタリアン。
「小麦製品ばっかりだな~」なんて思っていた矢先に衝撃の事実が発覚しました。

古着屋が店を閉める!
そしてなんと、”おいもや” という賞味期限が15分という衝撃の新感覚スイートポテト専門店がオープンすることまで決定している!!

さぁ社長が大激怒です。
「おい新山、Mirai、下が開くなら必ず連絡もらえって言っといたよね。それがなんでわたしに何の連絡も無しに次が決まってるんだ?みすず婆にも不動産屋にも話通してないのか?おかしいだろ。」

社員に怒鳴り散らすも、時すでに遅し。

いや正直な話、知らんがな。

2. 嫌われていたから連絡が来なかった

不動産屋にも大家にも、空き次第すぐにでも借りたいと伝えていました。
それにも関わらず、何の連絡や駆け引きもなく次の借り手が決まっていました。
何故でしょうか?

一番の原因は、大家さんに嫌われていたことです。

単純なビジネスだけの話であれば、賃料を高く出してくれる企業に貸します。
また、安定して借り続けてくれる店子も魅力的です。
どちらも、反社会的勢力の企業ではない場合に限りますが。

ただし、この美寿々ビルの場合は条件が違いました。
それは、同じビル内に大家の美寿々さんの住居があるということです。
そのため美寿々さんが嫌いな企業には、これ以上スペースを与えたくないのです。

  • 共用玄関のカギを締めずに帰る(というか泊っているので閉め忘れる)
  • 夜まで怒鳴り声や、すすり泣く声が響く
  • ビル内に台車で侵入する

思い当たるフシを挙げればキリがないのですが、なにげない日常のひとつひとつから信用を失い嫌われてしまいました。

よっぽど嫌われてさえいなければ、新テナントの賃料交渉の場くらいは与えてもらえました。
大家としても、貸すのであれば賃料が高い方が良いに決まっていますからです。
その機会すらもらえなかったということは、大家が社長かブランドのことをよっぽど嫌っていたのでしょう。
まぁ多分、両方でしょう。

3. パパパパパインは逆のケース

このロリータファッションブランドとは逆に、店子が大家を嫌っていたケースもあります。
パパパパパインという、パイナップルラーメン専門店です。

元々は西荻窪にあったのですが、2017年に町田に移転しました。
その際に残した “移転のお知らせ” のタテ読みが話題になりました。

※携帯電話の方は改行がずれやすいため、ヨコにしてご覧ください。

変急な閉店でお客様、
主、取引先の方にはお
らせが遅くなり申し訳なく思
ております。かっ
な話とは重々承知して
ますが、おゆ
し下さい。今後はどこ
で確実にパパパパパインを復活できるよう
共も準備
進めております。
の開店の日からこん
にも当店が皆様に閉店を惜しまれる店になれ
事、とてもありがたく思っております。次も私共
もてる力のすべてを発揮し、
われようが、ラーメンにパイナップルを
れ続けていきます。
 パパパパパイン 店主

縦読みすると「大家知っているか私はあなたが嫌い!」となります。
本当の関係性は分かりませんが、本当に大家との関係が悪くてこれを残したのであれば子供じみていますね。
また “デスノート” というマンガ内の暗号文章で、「えるしっているか 死神は りんごしかたべない」というフレーズを使用したのが2003年で、パパパパパインが引用したのは2017年なのでネタとしてもやや古過ぎますね。

パイナップルラーメンの味は意外にもまとまりがありそこそこ美味しかったのですが、このネタが引っかかってしまい移転してからは一度も食べていないです。

もう一つ “移転先の縦読み” が隠された張り紙があったのですが、あまり話題にならなかったのでここでもスルーします。

4. この章のまとめ

大家と店子・上司と部下など、ビジネスにおいても人間関係は重要です。
良好な人間関係を築き、チャンスを逃さないようにしましょう。

そしてここで新展開です。
新型コロナウィルスの影響で “おいもや” は昨日をもって店舗をたたむことになりました。
借り手の付きにくいタイミングで、貸したくない相手だけが手を挙げています。
ただし、前に無視されたうらみがあるので賃料の足元は見ます。
来年はどうなるのか!? といったところで2020年が終わります。

みなさんは人に恨まれないように、よいお年をお迎えください。

女性だらけのブランドならではのトラブル

ロリータファッションブランドや、女性だらけの会社ならではのトラブルです。

ロリータブランドへの怪電話?女性との会話が目的の電話への対処法

女性だらけの企業は、一度でも変な電話がくると何回もかかってきます。
女性と話したいだけだったり女性を辱めたかったり、迷惑でしかないです。
そこで今回は、女性だらけの企業にかかってきた怪しい電話に対処した話を書きます。

1. まずは実際の電話のやりとり

ロリータファッションブランドに勤めていたころのお話です。
ある時期に、同じお客様からの問い合わせが何度もありました。

1回目

はい。A社のアトリエです。

あの~すいません、僕男なんですけどスカートがはきたいんです。
そちらのスカートを買ってもいいですか?

はい、ありがとうございます。
男性の方でスカートをはく方もいらっしゃいますので、問題ないですよ。

ありがとうございます。買おうと思います。

1回目の電話が終わりました。

2回目
数日後にまた電話がありました。

はい。A社のアトリエです。

あの~すいません、僕男なんですけどスカートがはきたい・・・(以下略)

以前電話をかけていただいたお客様でしょうか?
もちろん問題ないですよ。
もし服の合わせ方が分からない場合は、店頭でコーディネートに合わせますので聞いてみてください。

わかりました。ありがとうございます。買おうと思います。

2回目の電話が終わりました。

3回目
数日後にまたまた電話がありました。

はい。A社のアトリエです。

あの~すいません、僕男なんですけどスカートがはきたい・・・(以下略)

以前電話をかけていただいたお客様でしょうか?
もちろん問題ないですよ。
もしよろしければ、参考になる写真をお送りしたいので、お客様のお名前とメールアドレスを教えていただけますか?

ありがとうございます。大丈夫です。買おうと思います。

3回目の電話が終わりました。いや、こっちが大丈夫じゃないわ。
ナンバーディスプレイに電話番号が表示されていないため、非通知設定での電話でした。
電話口の息が荒く、何度も同じような内容で電話してきていることから、さすがに普通のお客様ではないとの判断に至りました。

4回目
数日後にさらにまた電話がありました。
そしてこの時、簡単な対策をとりました。

はい。A社のアトリエです。

あの~すいません、僕男なんですけどスカートがはきたい・・・(以下略)

少々お待ちください、担当に変わります。

お待たせいたしました。お客様担当のにいやま せいじです。
男性のお客様がスカートをはきたいということですね。
オススメの商品とコーディネートをまとめて紹介しますので、一度店頭に来ていただくか、お客様のお名前とメールアドレスを教えていただけますか?

え、あ、はい。大丈夫です。

電話が切られてしまいました。

5回目
数日後にそれでもまた電話がありました。

 

はい。A社のアトリエです。

あの~すいません、僕男なんですけどスカートがはきたい・・・(以下略)

少々お待ちください、担当に変わります。

お待たせいたしました。お客様担当のにいやま せいじです。
男性のお客様がスカートをはきたいということですね。
ん、もしもし、お客様?もしもーし?

電話が切られていました。
その日を境に、スカートをはきたい男性のお客様からの電話がかかってこなくなりました。

そもそも、アトリエの電話番号を公開していなかったのですが、どこから手に入れたのでしょうか?
ハロワの求人などからでしょうか。。。

2. 単純な対策

今回の対策は単純明快でした。
女性だけの職場ではなく男性がいることと、毎回男性に電話を変わられるという事を理解させればいいんです。

わたしの職場の技術室長は男性だったため、簡単に対応できました。
もし男性社員が一切いない職場の場合は折り返しにして、生地や資材の御用聞きに来る男性の営業さんなどに頼ると良いでしょう。

女性と話したいだけの人には、女性と話す機会を与えないことが重要です。
目的が果たせないのであれば、おのずとどこかへ行ってくれます。

3. この章のまとめ

単に女性目当ての電話の場合は、男性に変わり続ければかかってこなくなります。
不要なことに頭や時間をとられないように対策してください。

本当に悩んでいるお客様なのか怪しい人なのかの見極めは難しいですが、自分だけではなく周りの同僚を守るためにも適切な対策をとってください。
エスカレートすると、ストーカーなどの思いもよらぬ問題に発展しますのでご注意ください。

その他

ロリータファッションは百合の世界?閉鎖的な業界は誤解されやすい

ロリータファッションに限らず、閉鎖的なジャンルへの妄想や偏見は大きいものです。
今回はそんな、ロリータファッションの世界について自分が受けた質問をまとめてみました。

Q. 普段着でロリータ服を買いに行ってはダメなの?

「初めてのロリータ服を買いに行くとき、いつもの服装のまま行っても良いのか?」とよく質問されます。

A. いつもの服装でOKです。自分の好みがわかる服装で買いに行ってください。

いつもの服装でOKですが、オススメをする際に私服を参考にすることが多いです。
そのため自分らしい服装で買いに行けば、自分の好みに合ったロリータ服を紹介してもらえます。

Q. ロリータファッションを着てミシンを使えるの?

映画やテレビ取材のイメージから、ロリータファッションを着ながら服を作っている印象があるようです。
そのため、「ロリータファッションを着ていたら、縫いづらくないの?」とよく聞かれます。

A. 縫いにくいですし危険です。でもギリ使えます。

取材のときはロリータファッションも着ますし、パニエもはきます。
当然、ふわっふわのフルボリュームにチューニングします。
室内で帽子をかぶることもあります。

ですが、普段は着ていません。あたりまえです。

常にロリータファッションを着ているわけでもなければ、まつ毛バッチバチのフルメイクなわけでもないです。
考えてもみてください。
ロリータファッションを着たまま針仕事をしたら、ハサミなどを引っかけてかなり危険です。
当然、事故防止のためにも動きやすい服装で仕事しています。
ジャージの人もいるくらいです。

↓ アトリエでの服装に関連したページもご覧ください。

ブランド愛はどこへ?ロリータファッションを着ないトップデザイナー
基本的にどのアパレルブランドでも、自社製品を愛用します。 また他社の動向を知るために、あえて競合他社の製品を着る人もいます。 そんななか、特定の時以外にはロリータファッションをまったく着ないデザイナーもいます。 そこで今回は、義務でロ...

Q. お茶会って頻繁にやるの?

はたから見ると、ロリータファッションといえばお茶会というくらい常にやっているイメージのようです。

A. お茶会を頻繁にはやってません。みんな普通に暮らしています。

ブランドごとの集客イベントや、個別サークルのお友達募集企画としてお茶会を行うことはよくあります。
ただし「知り合い同士でお茶会を開きましょう!」とはなかなかならず、たまにスイーツを食べに行って談笑する程度です。

また紅茶に詳しくないといけないようなイメージもあるようですが、詳しい人の方が少ないので気負う必要はないです。

↓ お茶会に関連したページもご覧ください。

ファッションショー直前にバックレ!繁忙期にすべての仕事を残して
ロリータファッションブランドの多くが、クリスマスにお茶会イベントを開きます。 本当に紅茶とお菓子を楽しむ会もあれば、ホテルのイベントルームを借りてファッションショーをすることもあります。 そんなキラキラしたクリスマスの時期になると思い出...

Q. お姉さまと呼ばなくてはいけない?

「ロリータファッションは着たいけど、”お姉さま” とかそんな口調にしないといけないのは嫌だ」と話されたことがあります。
どこからそのような話になったのかは不明ですが、複数の人から言われました。

A. キャラを演じるようなしゃべり方をしなくてもOKです。自由に楽しんでください。

もちろん百合の方たちもいますし、そういったコスプレ的な楽しみ方をする人も大勢います。
ただし、楽しみ方は人それぞれです。
服だけを楽しむことも当然OKです。

Q. ロリータファッションで働く男性はみんなオネエ?

百合の次に多かった質問は「働いている男性はオネエばっかりなの?」というものでした。
ロリータファッション関係で働く男性の中に、オネエのイメージに寄っている人がいることは知っています。
ただし、大多数はノンケです。

A. オネエではなく、作るものが少女趣味に寄っているというだけの普通の人です。

メディアで取り上げられている人たちのキャラクターが濃すぎるだけです。

Q. 男性も着ていいの?

何度も何度もアトリエに電話で同じ質問をしてくる男性のお客様がいました。
その方の目的は恐らく別にありましたが、「あなたのブランドのスカートを、男の僕がはいてもいいのでしょうか?」というものでした。

A. 男性がはいても良いです。自由です。

女装バンドの方へリースすることなどもありました。
貸しているということは、当然ブランドが容認しているということです。
そのため、男性でも気兼ねなくロリータファッションを楽しんでください。
ただしトイレ問題などがあるので、法律に触れないように注意してください。

Q. 血まみれのおじさんをよく見るけどどうしよう?

これだけ相談内容が異質なのですが、何人かのスタッフから相談を受けたことがあります。

「表参道~原宿付近で、“血まみれのメイクをしたロリータファッションのおじさん” をよく見るんですけど、どうしましょう?」という相談を受けたことがあります。

A. どうしましょうと言われましても、スルーしてくださいとしか言えません。

むかしテレビ番組で、女装好きのためのレンタルクローゼット&メイクのサービスを特集を見ました。
そこでは、ロリータファッションなどの華美な服装に人気が集中しやすいと話していました。
テレビ取材を受けていた利用者の方によると「ノーメイクのおじさん顔にロリータファッションという相反する服装をすることで、すれ違う人が驚き蔑む目線がたまらなく良い」と言っていました。
要は羞恥プレイや癖(へき)のたぐいです。

別の目的かもしれませんが、血まみれにメイクをしているおじさんは注目を集めたいのだと推測できます。
そのため、見ない・騒がない・しゃべらないを心がけてスルーしてください。
よくわからない人を無理に理解する必要はないです。

この章のまとめ

書き始める前は「ロリータファッションの世界は面白い人はいるが、変な人はいないよ」とまとめる予定でしたが、書いていたら着地点を見失いました。
それでも、とりあえずまとめます。

様々な嗜好の方がロリータファッションを着ています。
理解できない部分は無理に理解しようとせずに、個々に服を楽しんでください。

日本発信の服装として、和服やギャルなどと並んでロリータファッションがあります。
特殊な世界ですが、日本文化のひとつとして一般に容認してもらえる日を願います。

まとめ

ロリータファッションブランドを知っていただけましたか?
おそらく、皆さんが思っていたものより特殊な人が多かったと思います。

ここで紹介しているお話はごく一部ですが、エピソードを思い出し次第適宜追加していきますのでよろしくお願いします。

コメント

タイトルとURLをコピーしました