シャツの衿デザインの「レギュラーカラー」を紹介します。
レギュラーカラー とは?
名前の由来は?
レギュラーカラーを直訳すると 定例の衿 となり、「普通の衿」の事を指します。
シャツの衿としてありふれた衿型で、他の衿デザインの名前を決めるための基準となる衿型です。
なお、一般的に「レギュラーカラー」と呼ぶ時は、羽衿と台衿(JIS規格では羽根えりと台えり)に分かれたツーピースタイプのレギュラーカラーを指します。
また、上記のような一般的な衿型という意味の他に、ブランドが薦める定番の衿型という意味でレギュラーと名付けることもあります。
別名は?
構造由来の名前
- 普通の 剣先の長さの 衿 という意味で「レギュラー ポイント カラー」
- 普通の 剣先の開きの 衿 という意味で「レギュラー スプレッド カラー」
- 飾り気のない簡素な 衿 という意味で「プレーン カラー」
デザイン名
- ブランド独自の呼び方で、「ストレート カラー」「テニス カラー」
おおまかな特徴は?
普通であり、特徴がないことが特徴です。
この場合の 普通 とは、特に「剣先の開き」「剣先の形状」「衿の長さ」に特徴がなく平均的であることを指します。
詳細な基本形状は?
衿の構成:ツーピース(羽 + 台)
台衿ボタンの数:1個
前台衿の高さ:2.0 ~ 3.0cm
剣先の形状:剣型
剣先の長さ:7.0 ~ 8.0cm
剣先の開き:60 ~ 90度
衿の仕様:特に無し
その他:特に無し
※ 数値の範囲は、年代・企業により開きがあります。
レギュラーカラー と相性の良いスタイルは?
相性の良いネクタイは?
一般的な幅・厚みのネクタイと、相性が良いです。
幅が細いネクタイとも、相性はそこそこ良いです。
生地や芯地が厚いネクタイや幅が広いネクタイなどの、結び玉が大きくなりやすいネクタイとは、相性があまり良くないです。
どうしても幅が広いネクタイをつけたい場合は、結び玉が小さくなる様に結んでください。
セッテピエゲほど厚いネクタイとは、相性が悪いです。
相性の良い服装は?
一般的なスーツスタイルと相性が良いです。
ジャケパンやノータイなどの、カジュアル寄りのスタイルにはやや合いにくいです。
カジュアルスタイルに合わせたい場合は、クレリックカラー(白色衿と、別色の身頃)や、カラーセパレーテッドシャツ(白色以外の衿と、別色の身頃)などの遊び心を加えると砕けた印象になり、カジュアルスタイルに調和しやすくなります。
レギュラーカラー の注意点は?
特にないです。
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