シャツの衿デザインの「カッタウェイカラー」を紹介します。
カッタウェイカラー とは?
名前の由来は?
カッタウェイは cut away を元にした単語で、元の単語を直訳すると 切り離す となり、「レギュラーカラーの剣先を斜めに切り離したような衿」の事を指します。
元々は、 ワイドカラー や ラウンドトップカラー を指していた時代もあるようですが、
日本では「ワイドカラーよりも剣先の開きが広く、ホリゾンタルカラーよりも剣先の開きが狭い衿」の事を指します。
シャツの定番衿型のひとつで、ビジネスにもカジュアルにも合わせやすいことから、人気が高いデザインです。
別名は?
構造由来の名前
- 広い 剣先の開きの 衿 という意味から「ワイド スプレッド カラー」とも呼びますが、日本では別デザインとして扱われています。
デザイン名
- 衿という意味を省略し、「カッタウェイ」
おおまかな特徴は?
ワイドカラーよりも、剣先が開いていることが特徴です。
詳細な基本形状は?
衿の構成:ツーピース(羽 + 台)
台衿ボタンの数:1個
前台衿の高さ:2.0 ~ 3.0cm
剣先の形状:剣型
剣先の長さ:8.0 ~ 9.0cm
剣先の開き:130 ~ 160度
衿の仕様:特に無し
その他:特に無し
※ 数値の範囲は、年代・企業により開きがあります。
カッタウェイカラー と相性の良いスタイルは?
相性の良いネクタイは?
生地や芯地が厚いネクタイや幅が広いネクタイなどの、結び玉が大きくなりやすいネクタイとは、相性が良いです。
一般的な幅・厚みのネクタイとも、相性がそこそこ良いです。
また、セッテピエゲほど厚いネクタイとも、相性がそこそこ良いです。
幅が細いネクタイとは、相性が良くないです。
相性の良い服装は?
重厚なスーツスタイルと相性が良く、特にネクタイをウィンザーノットで結ぶ人に良く合います。
また、ノータイでも衿元がへたりにくいため、胸襟を開いた軽快なスタイルにも合わせやすいです。
この他に、羽根衿の芯を柔らかくすることで、ジャケパンなどのカジュアルスタイルとも合います。
カッタウェイカラー の注意点は?
「鎖骨が突出している人」は、鎖骨のくぼみに剣先が刺さりやすいです。
そのため、剣先の長さや、剣先の形状を変化させて対処してください。