シャツの衿オプションを施した「クレリックカラー」を紹介します。
クレリックカラー とは?
名前の由来は?
聖職者が、黒色の外衣 と 白い衿のシャツを合わせていたことから、「聖職者の衿」と付けられたデザイン名で、
「色や柄のついた身生地に対して、白い衿を合わせる配色方法」の事を指します。
古くは銀行員などのビジネスマンに好まれていたことから、クラーク カラー(書記の衿)と呼ばれていたものが変化したのではないか? とも、いわれています。
シャツの定番オプションのひとつで、現代ではビジネスにもカジュアルにも用いられるデザインです。
別名は?
構造由来の名前
- 白い 衿にした という意味で「ホワイト カラード」
- (身生地と)衿を 分けた という意味で「カラー セパレーテッド」
デザイン名
- 特にないです。
おおまかな特徴は?
色や柄のある身生地に対して、「衿が白い」ことが特徴です。
衿の生地を変える際に、
白色を使用するときにのみ「クレリック カラー」と呼び、
他の色を使用する場合は「カラー セパレーテッド」と呼び分けます。
詳細な適用条件は?
適用可能な条件:
衿と呼ばれるパーツがあり、身頃と袖の生地に色や柄のある生地を使用している必要があります。
適用する内容:
衿に白い生地を用いる必要があります。
ただし白い生地を、ツーピースカラーの台衿のみに使用したり、衿のウラにだけ使用したりすることは、クレリック カラーと呼ぶ条件には当てはまりません。
クレリックカラー と相性の良いデザインは?
相性の良い衿型は?
基本的に、どの衿型とも相性は良いです。
ビジネススタイルに少し遊びを入れたい場合には、レギュラーカラーをクレリックに、
カジュアルスタイルに振り切りたい場合は、ラウンドカラーをクレリックにするなど、用途に合わせて選んでください。
クレリックカラーにする際に、併せてカフスも白生地に変更することが多いです。
相性の良い生地は?
身頃・袖に使う生地は、淡すぎる色でなければ問題はないです。
濃い色合いの生地と白衿を合わせると、クレリックらしさが強調され、白い衿に目がいきやすくなります。
淡い色合いの生地と白衿を合わせると、全体的に柔らかいイメージにまとまりやすく、ラウンドカラーなどとも相性が良くなります。
クレリックに使う生地は、身頃の生地の織りに合わせた方がまとまりが良いです。
どの生地に対しても一律で「白色のブロード」を使用しても問題はないですが、生地組織が近い方が統一感がでます。
クレリックカラー の注意点は?
特にないです。
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