『Unity』を学び始めると、気づけば数時間ぶっ続けで画面に向かっていることも珍しくありません。
そこで多くの初心者が直面するのが「腰と背中の悲鳴」です。
今回は、私が実際に『AKRacing』の新品ゲーミングチェアから、『オカムラ』のオフィスチェアに乗り換えて分かった、開発者にこそ知ってほしい「椅子選びの真実」をお届けします。
最初は最高だと思った 『AKRacing Nitro V2』
形から入るタイプだった私は、まず「ゲーム開発者っぽさ」を求めてゲーミングチェアを探しました。店舗で何度も座り比べ、自分の体に一番フィットすると確信して購入したのが、新品の 『AKRacing Nitro V2』 でした。
届いた当初は、そのスポーティーなデザインと包み込まれるようなホールド感に「これこそが正解だ」と満足していました。
しかし、数週間が経ち、実際に『Unity』をガッツリ触る仕事(作業)を続けていると、ある異変に気づきました。
「なぜか、仕事が終わる頃にはぐったりと疲れている」
あんなに座り心地が良かったはずなのに、キーボードを叩き、マウスを細かく動かす「集中モード」の姿勢を維持するには、何かが合わなかったのです。
SEの友人の助言:日本人の体には「自国ブランド」を
悩んでいた私に、現役SEの友人がアドバイスをくれました。
「日本人なら、やっぱり 『オカムラ』 とか自国のオフィスチェアを試してみなよ。設計の思想が根本的に違うから。」
最初は半信半疑でした。オフィスチェアなんて、どれも同じ事務用の椅子だと思っていたからです。
しかし、調べてみるとトップエンジニアやプログラマーの間では、ゲーミングチェアよりも高機能なオフィスチェアの方が圧倒的に支持されている現実を知りました。
衝撃の出会い 『オカムラ シルフィー』
予算の関係もあり、私が目をつけたのは中古市場でした。
正直なところ、中古の椅子には「誰かが使ったもの」という抵抗感がありましたが、『オフィスバスターズ』 というサイトで “Aランク品” を探したところ、驚くほど状態の良い 『オカムラ シルフィー』 に出会えました。
実際に座ってみて、その差は歴然でした。
「疲れない。とにかく、座りっぱなしの後の疲労感が段違い」
『オカムラ シルフィー』 の背もたれにある “バックカーブアジャスト” 機能は、背中の曲線に合わせて調整が可能で、これが私の姿勢を完璧にサポートしてくれました。
ゲーミングチェアのような「お尻を沈め込んでリラックスする」ためではなく、「正しく座って作業する」ために設計されていることを痛感したのです。
中古購入で気をつけるべき「2つのポイント」
これから中古で良い椅子を探そうとしている方に、実体験からアドバイスがあります。
まず、届いた時に一番気になったのは “足のローラー(キャスター)” の汚れです。
本体は非常に綺麗でしたが、地面に接する部分は前の環境の痕跡が残りやすい場所。
私は使う前に、除菌シートと雑巾で徹底的に磨き上げました。ここさえ綺麗にすれば、中古の心理的ハードルは一気に下がります。
もう一つは “重量” です。
配送は「軒先渡し」が基本のようですが、このクラスのオフィスチェアは非常に重厚な作りをしています。
箱も大きく、かなりの重量感があるため、一人暮らしの女性が自力で部屋まで運び込み、設置するのは正直おすすめしません。
可能であれば、誰かに手伝ってもらう準備をしておくべきです。
世界のトップクリエイターは何を使っている?
余談ですが、業界の噂によれば 『Unity』 の開発元であるユニティ・テクノロジーズの社員たちは、アメリカの 『スチールケース』 社のハイグレードチェアを使用しているそうです。
やはり、世界レベルでソフトウェアを構築する人々は、長時間集中力を切らさないための「座る道具」に一切の妥協をしないということでしょう。
最終的な結論:あなたの「目的」はどっち?
今回の経験から、私が出した結論はこうです。
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ゲーミングチェア: 背もたれをがっつりリクライニングさせて、コントローラーを握って「リラックスしてゲームを楽しむ」ためのもの。
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オフィスチェア: 正しい姿勢を維持し、デスクに向かって「集中して仕事やゲーム(PC作業)をする」ためのもの。
もしあなたが『Unity』で「何かを作り上げたい」と思っているなら、迷わず信頼できるメーカーのオフィスチェアを選んでください。
少し背伸びをしてでも良い椅子を手に入れることは、将来のあなたの腰を守る、最高に効率的な「設備投資」になりますよ。

