オーダーメイドシャツの着心地を確かめるためには、定番デザインで着比べてみるのが一番です。
ただ、情報まとめサイトを見ても、いくつかの選択肢が残されていて迷ってしまう方もいると思います。
そこで、このページでは「オーダーメイドで作るべき1着の定番シャツ」に限定して紹介します。
今回目標とするスタイルは、「スーツスタイルに合う定番シャツ」です。
生地は白のピンオックス
はじめてオーダーをする人にオススメの生地は「白色のピンオックス」です。
オックスフォードという、やや厚みと通気性をもつ織り方をしたプレーンな生地の一種です。
通常の糸で織る「オックス」
細い糸で織る「ピンオックス」
とても細い糸で織る「ロイヤルオックス」というように、生地に使われる糸の細さにより呼び方が変わります。
ピンオックスには上質な柔らかさがありつつも日常着として手軽に扱えるため、人気の定番生地です。
ゆとりは少なめに
身頃のゆとりは、窮屈にならない程度にぴったりしているのがオススメです。
一般的な既製品は、ゆとりを多くとりがちです。
ゆとりが大きいと、製品の重さが増えたり見た目や着心地のバランスを損ねたりします。
そのため ぴったりとするように、ゆとりを少なめにしてください。
ただし きついのはNGなので、無理や我慢はしないでください。
デザインはシンプルに
スーツを着ることを前提に作るシャツは、なるべくシンプルなデザインを選んでください。
特に「衿」「前身頃」「ポケット」の3点は、シンプルにすることをオススメします。
衿は「レギュラーカラー」
レギュラーカラーはネクタイをするスタイルに適した衿で、一般的な厚みや幅のネクタイに適しています。
ボタンダウンが好きな方も最初の一枚には、定番の「レギュラーカラー」をオススメします。
もし、カラーステイ(羽衿の補強に付ける透明な板)の仕様について聞かれたら、抜き差しできるタイプを選びましょう。
前身頃は「ウラ前立て・ダーツ無し」
ウラ前立ては見た目も仕様もシンプルなため、縫いつれをおこしにくく縮みにくいです。
そのため トラブルの対処などに必要な場合を除き、前立帯を作らない「ウラ前立て」の仕様をオススメします。
前ダーツは 女性のように胸があるか、大胸筋が大きく肥大している人に必要な仕様です。
一般男性には、ほとんどの場合不要です。
ポケットは「無し」
ポケットは着心地を悪くするため、不要です。
ただし どうしても必要な人は、後述のカフスのカット型と合わせて「中丸」の底型をオススメします。
後身頃は「ノータック・背ダーツあり・わどりヨーク」
背ダーツは、腰の反りに合わせるために必要です。
ただし 極端に背中が丸い人は、ノータック・ノーダーツにしてください。ヨークは、真ん中で分かれている必要はないです。
また、分かれていても問題はないですが、背中心に接ぎ目のない「わどり」をオススメします。
ただし、聞かれない限りは答えなくても問題ないです。
裾は「スロープ型」
裾型は、前後をなだらかにつなぐ「スロープ型」が良いです。
スラックスにしまう前提の裾型のため、スーツスタイルと相性が良いです。
ただし 聞かれない限りは答えなくても問題ないです。
袖は「袖ぐり伏せ縫い・外側1タック」
袖付けは、ほつれにくさから「伏せ縫い」をオススメします。
袖のゆるみが多過ぎると、肘周りに生地があまり スーツの袖の中でたごまりやすくなります。
そのため一般的な袖型には、「タックは外側に1本」で充分です。
また、その方がスッキリとして見えます。
カフスは「シングル・アジャスタブルボタン 無し・中丸」
カフスは、絶対的こだわりがなければ「シングルカフス」にしてください。
兼用カフスを勧めてくる人も多いですが、構造上不安定な存在のためオススメできません。
そのため、通常用のシャツにはシングルカフス、礼装用のシャツにはリンクカフスのように作り分けてください。
アジャスタブルボタンは、サイズを測って合わせるオーダーメイドには不要です。
カフスのカット型は、硬くなり過ぎず砕け過ぎない「中丸」がオススメです。
まとめ
自分の身体に合うお店を見つけてから、自分の好みも見つけていってください。