シャツの衿にカッティングを施したデザインの「ラウンドカラー」を紹介します。
【シャツの衿デザイン】一覧
オーダーメイドシャツ用語辞典の「衿デザイン全般」に関するページです。
詳細は、各デザイン名についているリンク先で紹介します。
ツーピース カラー type
羽衿と台衿(JIS規格では羽根えりと台えり)の2つの部位に分かれた衿です。
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ラウンドカラー とは?
名前の由来は?
ラウンドカラーを直訳すると 円形の衿 となり、「剣先に丸みをおびた衿」の事を総じて指します。
ただしここでは、丸みの大きさによって分類し、それぞれを別のデザインとして紹介します。
シャツの定番衿型のひとつで、ビジカジスタイルに合わせやすいデザインです。
別名は?
構造由来の名前
- 丸みをおびた 衿 という意味で「ラウンデッド カラー」
デザイン名
- イギリスのイートン校という男子全寮制のパブリックスクールの制服に使われていたことから、この学校に所属しているあかしとしてラウンドカラーを「クラブカラー」とも呼びますが、丸みの違いから別デザインとして紹介します。
おおまかな特徴は?
剣先の形が、小丸程度の丸みをおびていることが特徴です。
シャツにおける小丸とは、半径1.5cm前後の丸みの事を指します。
剣先が丸いものはすべてラウンドカラーといえますが、
特に、「剣先を丸く切り落としたと認識できる衿型」を、ラウンドカラーと呼びます。
詳細な基本形状は?
衿の構成:ツーピース(羽 + 台)
台衿ボタンの数:1個
前台衿の高さ:2.0 ~ 3.0cm
剣先の形状:小丸型(半径1.5cm程度)
剣先の長さ:特に無し
剣先の開き:60 ~ 110度
衿の仕様:特に無し
その他:特に無し
※ 数値の範囲は、年代・企業により開きがあります。
ラウンドカラー と相性の良いスタイルは?
相性の良いネクタイは?
ラウンドカラーに似合うネクタイは、元になった衿型に由来します。
ただし若干剣先が短くなるため、
元になった衿型に合いやすい幅のネクタイ ~ それより少し細めの幅のネクタイ が合いやすいです。
相性の良い服装は?
ビジカジスタイルと相性が良く、スーツの堅苦しさを緩和するのに役立ちます。
また、シャツ1枚でも若干のデザイン性があるため、クールビズなどに用いることも多いです。
ラウンドカラー の注意点は?
特にないです。
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