【Unity初心者向け】5分でキャラを華やかに! 「キラキラ」エフェクトで学ぶ「発生」の基本

Unity(デザイナー向け)
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はじめに

『Unity』を開いて、最初にぶつかる壁が「設定項目の多さ」ではないでしょうか。
特にエフェクトを作る 『Particle System』(パーティクルシステム) は、インスペクターに並ぶ大量のチェックボックスを見るだけで、そっと画面を閉じたくなるかもしれません。

でも、安心してください。
素晴らしいエフェクトを作るために、最初からすべての機能を覚える必要はありません。
このシリーズでは、まずは「触ってみたら、なんだか良い感じの絵ができた!」という成功体験を積み重ねていくことを目指します。

第1回は、キャラクターの周囲に漂わせるだけで一気にゲームらしくなる、魔法のような「キラキラ」エフェクトを作ってみましょう。


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ステップ0:すべての基本となる「マテリアル」を作る

エフェクトを作る前に、まず「光の粒」の見た目を決める “マテリアル” を用意します。
これを作らずに進めると、エフェクトがピンク色の四角い塊として表示されてしまいます。

  1. 『Project』ウィンドウの何もないところで右クリックし、 『Create』 > 『Material』 を選択します。

  2. 名前を “M_Sparkle” など、自分が後で見て分かりやすいものに変更してください。

  3. インスペクターの一番上にある 『Shader』 (シェーダー)の項目をクリックし、 “Universal Render Pipeline/Particles/Unlit” を選択します。

ここで大事なのが「テクスチャ(画像)」の設定です。 インスペクターの中にある “Base Map” (あるいは “Main Tex”)という項目の左側にある小さな四角い枠を見てください。

  • その枠の横にある “Select” ボタンを押し、一覧から “Default-Particle” を選んでみましょう。

  • さらに、 “Surface Type” を “Transparent”(透明)にし、 “Blending Mode” を “Additive”(加算)に設定します。

これで「中心が光って、周りがふんわり消えている光の粒」の準備が整いました。


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ステップ1:『Particle System』を呼び出し、寿命を決める

ヒエラルキー上で右クリックし、 『Effects』 > 『Particle System』 を選択してください。
まずは、先ほど作ったマテリアルを適用しましょう。
インスペクターの一番下にある “Renderer”(レンダラー)モジュールを開き、 “Material” の欄に、作成した “M_Sparkle” をドラッグ&ドロップしてください。

次に、エフェクトの基本設定を行います。
インスペクターの一番上、 『Particle System』 という名前のすぐ下にあるメインの設定項目を見てください。

ここで一番に設定してほしいのが “Start Lifetime” (開始時の生存期間)です。
「これは、一粒の光が生まれてから消えるまでの時間(秒)です」 デフォルトの “5” だと少し長すぎて画面が散らかるので、 “1.0” から “2.0” くらいに設定してみましょう。
これで、ふわっと生まれて適度な時間で消えるようになります。


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ステップ2:エフェクトの「出口」を決める “Shape”

今のままだと、粒子が一方向に勢いよく飛んでいってしまいます。
今回は「キャラクターの足元から、ふわっと漂う」ようにしたいので、発生する場所の形を変えてみましょう。

“Shape”(形状)モジュールを開き、 “Shape” の項目を “Circle”(円)に変更します。
さらに、 “Radius”(半径)を “0.5” 程度に小さくしてみてください。
これで、キャラクターの足元付近から粒子が生まれるようになります。


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ステップ3:不規則な動きで「魔法」っぽさを出す “Emission”

次に、どれくらいの量を出すかを決めます。
“Emission”(放出)モジュールの “Rate over Time” を見てください。

ここが一定の数値だと、機械的な印象になってしまいます。
数値の右側にある小さな「▼」をクリックし、 “Random Between Two Constants” (2つの定数の間でランダム)を選んでみましょう。
数値を “10” と “30” に設定してみてください。
「不規則に粒子が出ることで、自然界の光や魔法のような、ゆらぎのある表現になります」


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ステップ4:消え際を美しくする “Color over Lifetime”

最後に、エフェクトの「消え方」をデザインしましょう。
今は粒子が寿命を迎えた瞬間にパッと消えてしまっていますが、これを「スッと消える」ようにします。

“Color over Lifetime”(生存期間の色)にチェックを入れ、色(Gradient)のバーをクリックしてください。
グラデーション設定の上側にあるつまみは「透明度(Alpha)」を制御します。
右端のつまみの透明度を “0” に設定してみましょう。

さらに、 “Size over Lifetime”(生存期間のサイズ)にもチェックを入れます。
グラフをクリックして、右肩下がりの線(徐々に小さくなる設定)を選んでみてください。
「時間が経つにつれて小さくなり、透明になって消えていく」 この2つの設定を組み合わせるだけで、エフェクトのクオリティは劇的に向上します。


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おわりに

いかがでしょうか。
「マテリアルに画像を差す」「生存時間を決める」という基本を押さえるだけで、無機質だった白い粒が、幻想的な「キラキラ」に変身しました。

エフェクト制作は、一度にすべてを理解しようとせず、こうして「見た目が変わる楽しさ」を体験するのが上達の近道です。
この「キラキラ」は、色を変えるだけで「回復魔法」や「毒のオーラ」にも応用できます。
ぜひ色々な数値をいじって遊んでみてくださいね。

次回は、この技術をさらに一歩進めて「夜空に瞬く星」を表現する方法をお伝えします。

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